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朝鮮半島と日本、在日


徐京植の本



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()(チョン)(ジャ)
彷徨夢幻
ISBN978-4-87714-473-9 C0095
2017年5月刊
 四六判並製 208頁 \2000

戦う女など言うのは誰なのスーパーの半額ばかり伸ばしてる手に
ヘイトスピーチいえヘイトクライム谺する少女の夏を揺るがせて過ぐ
――故・近藤芳美氏が絶賛したデビューから三十余年。在日コリアンとして、女性として、母として、生きる日々の想いを詠む。愛する者を亡くし、詠えずに過ぎた眠れぬ夜の空白と暗黒を、三十一文字に託す。歴史を詠い、変わらない日本を問う。歳月を刻む第六歌集。






多胡吉郎 著
生命の詩人・尹東柱
――『空と風と星と詩』誕生の秘蹟

ISBN978-4-87714-469-2 C0090
2016年12月刊 四六判並製294頁 \1900

植民地支配下の朝鮮でハングルで詩を書き、自らをつらぬいた尹東柱。元NHKのディレクターが、暗い時代のただなかで「詩によって真に生きようとした」(本書より)詩人の足跡を辿り、いくつかの知られざる事実を明らかにしつつ、その人、その文学の核心に迫る。






梁英聖 著
日本型ヘイトスピーチとは何か
――社会を破壊するレイシズムの登場

ISBN978-4-87714-468-5 C0036
2016年12月刊 四六判並製314頁 \3000

日本社会でこれほどまでに醜悪で暴力的な排外主義が高まりを見せているのは何故なのか。近年の事象にとどまらず日本社会のレイシズムを歴史的にひも解くことで、「一部の変わった人たちのしていること」と矮小化できない、社会を破壊する危険性が見えてくる。






LAZAK(在日コリアン弁護士協会) 編/板垣竜太、木村草太 他著
ヘイトスピーチはどこまで規制できるか

ISBN978-4-87714-464-7 C0036
2016年8月刊 四六判並製204頁 \1700

今そこにあるヘイトスピーチ被害に対して、現行法はどこまで対処できるのか? 「表現の自由」を前に立ちすくむ議論を一歩でも前に進めようと企画されたシンポジウムの記録。歴史家・憲法学者・弁護士らによる熱く精緻な議論。「ヘイトスピーチ解消法」成立後に開かれた座談会も収録する。



朴春日(パクチュンイル)
古代朝鮮と万葉の世紀

ISBN978-4-87714-455-5 C0095
2015年3月刊 四六判上製241頁 \2500

朝鮮と日本の数千年におよぶ善隣友好の歴史的関係の源流ともいうべき、世界に類例を見ないアンソロジー『万葉集』全20巻は、いかにして成立したか。―在日コリアンの研究者による半世紀におよぶ研究成果。


()信恵(シネ)
#鶴橋安寧
―アンチ・ヘイト・クロニクル
ISBN978-4-87714-453-1 C0036
2015年1月刊 四六判並製262頁 \1700

被害者の心を殺すヘイトスピーチを撒き散らし、底知れぬ憎悪をむき出しにする差別扇動者たちに応戦しつつ、カウンター活動に、京都朝鮮学校襲撃事件の裁判傍聴に、そして「在特会」会長等を訴える民事裁判提訴へと疾駆してきた著者自らの、およそ2年わたる活動記録に、家族や人、街にまつわる「在日の歴史」を重ね綴った著者初の単行本。



()(ムン) 著 () 一満(イルマン)
民族文化財を探し求めて
―朝鮮の魂の回復
ISBN978-4-87714-449-4 C0022
2014年9月刊 四六判並製161頁 \1800

「朝鮮王朝実録」、「朝鮮王室儀軌」など、国外に持ち出された朝鮮の貴重な文化財は、どのような運命の下に奪われ、返還に至ったのか。
研究と実践における第一人者である著者が、その歴史的経緯と奪還への道程を記した渾身の書。



(ファン)(ヨン)()
あの壁まで
ISBN978-4-87714-442-5 C0093
2013年12月刊
 四六判上製214頁 \1800

この壁と同じ壁のなかに、アボヂがいる。アボヂが閉じ込められている。
「負けるもんか! 負けてたまるか!」
韓国を訪問中に無実のスパイ容疑で逮捕、死刑を宣告された“アボヂ”(父)を救出すべく、次々と迫る困難に立ち向かってゆく、ある「在日」家族の姿を描き出した長篇小説。




()(チョン)(ジャ)
(ポン)()()のうた 〔新装版〕
ISBN978-4-87714-297-1 C0095
2012年12月刊
(旧版:2003年2月) 四六判並製283頁 \2000

民族と出会いそめしはチョーセン人とはやされし春六歳なりき―― 日本の地方都市で生まれ育った一人の在日朝鮮人女性が、短歌との出会いを通していかに自らの正体性(アイデンティティ)を獲得していったか。「日本」に生まれたがゆえに知る悲しみとは何か――。多くのリクエストに応え新装・普及版として再刊。




()正子(チョンジャ)
李正子歌集 ()(グァ)、林檎そして
ISBN978-4-87714-410-4 C0092
2010年11月刊 四六判上製221頁 \2200

デラシネに保証などなきふるさともなくて口ずさむ朝鮮の詩(うた)――この国の強いる理不尽が、百年つづく支配の闇が、悲しみとなってふりつもり、凝固する……。在日韓国人として、一人の生活者として日本に生きる「日常」を短歌に読みつづけてきた著者による、エッセイ6篇を織り込んだ待望の第五歌集。




(キム)()(イル)
金夏日歌集 一族の墓
ISBN978-4-87714-396-1 C0092
2009年6月刊 四六判上製178頁 \2000

1939年、13歳で日本支配下の朝鮮半島から渡日。2年後にハンセン病を発病。以来、在日朝鮮人として、ハンセン病患者として、あらゆる困難を背負いつつ生き抜いてきた六十余年の歳月。故郷(韓国)や友人たちへの想い、日々の暮らしの情景等を、点字を舌で読む「舌読」で学んだ短歌に結晶させた第五歌集。巻末にエッセイ4篇を収録。年譜も付す。解説=水野昌雄



(ユン)(コォン)(チャ)
尹健次詩集 冬の森
ISBN978-4-87714-398-5 C0092
2009年6月刊 A5判上製127頁 \2000

冬の陽ざしを浴びて/雪の上に浮かぶおのれの影/孤独と慈しみと愛おしさ/生きることの哀歓が雪を這う/逡巡と苦悶/ひとすじの光がそっと射しこむとき/雪道を歩みつづける意欲がめばえる …… (「冬の森」より) 跋文=永井愛


(チェ)(ソン)()
父とショパン
ISBN978-4-87714-394-7 C0095
2008年12月刊 四六判上製257頁 \2000

“この悲しみはどこからくるのか……”
「二度と戻れないかもしれない」という予感を抱いて祖国を離れたショパンと父・崔昌華(チォェ・チャンホァ)。「再入国不許可」のままアメリカに留学したのちに日本国から永住権を剥奪されたとき、著者の胸に、二人の悲しみが深く響いてくる。――在日3世のピアニストがつづる国家・民族・音楽への想い。
 ★関連記事: 筑豊の炭鉱犠牲者慰霊碑碑文



(ファン)(ヨン)()
記憶の火葬―在日を生きる―いまは、かつての〈戦前〉の地で
ISBN978-4-87714-370-1 C0036
2007年6月刊 四六判上製286頁 \2800

かつての宗主国・日本の地で、旧植民地人である朝鮮人が生きるとはどういうことか。在日一世の父の死に臨み、その苦難の半生に思いを重ねつつ自己の存在をみつめた「労働者文学賞」受賞の表題小説のほか、日本社会に根を張り続ける民族差別の実態をリアルな生活実感から問うエッセイ、論考、書評等を収録する。




(チェ)()()
韓国歴史紀行
ISBN4-87714-362-9 C0026
2006年12刊 四六判上製286頁 \2500

心ゆさぶる遥かな山河、立ち現れる過去の傷痕 ―― 。一人の「在日」知識人・作家が、祖国の旧跡や名勝を訪ね歩き、いにしえの朝鮮の人物や逸話をしのびつつ、民族の苦難の歴史に思いを重ね綴った紀行エッセイ。




(キム)()(ジュン) 伊藤成彦
新しい時代を拓くために―民主主義・人権・民族統一
1998年8月刊 四六判260頁 ¥2800 [在庫僅少・美本切れ]

幾多の苦難を奇跡的に乗り越え、韓国大統領になった金大中氏。南北統一への展望、北朝鮮の核疑惑、アジアにおける平和・民主主義・人権問題、日本を含めた関連諸国の役割などに関する具体的政策を提言した、92年から95年にかけての北米・イギリス・ロシア・中国・日本での講演・論文17篇を収録。大統領就任時の就任演説全文も付す。

【主な目次】 第1部 アメリカのアジア政策への提言(朝鮮―過去と未来/ドイツの経験と朝鮮統一の展望/北朝鮮の核問題―ロバート・スカラピーノ教授との討論/北朝鮮の核問題と朝鮮統一 ほか)
第2部 朝鮮とアジアの民主主義(韓国における民主主義への道/アジアにおける民主主義/平和、民主主義とアジア/民主化と人権のための闘争での私の精神的経験 ほか)



()(ジュン)(シク)著 西村誠 編訳
自生への情熱―韓国の政治囚から人権運動家へ
1995年7月刊 四六判342頁 ¥2500 [在庫僅少・美本切れ]

17年間政治囚として韓国の獄に囚われ、出獄後も同地にとどまり、人権抑圧の現場で人権運動に変わらぬ熾烈さで献身する著者が、人間のあるべき姿を未来に向けて模索する思想と実践の報告。




(ファン)()(ギョン) 著 鄭敬謨(チョンキョンモ)
(チャン)(ギル)(サン)【全10巻】 ※W巻以降未定
1994年4月刊行開始 四六判平均350頁 既刊T・U・V巻 各¥2200
[T・U・V巻=品切]

17世紀李朝朝鮮に広大(旅芸人)の子として育てられた伝説の英雄・張吉山。「三国志」「水滸伝」「西遊記」「金瓶梅」の四大奇書につづく第5の奇書として韓国の読書界を席巻しベストセラーとなった大河小説の完訳版。[*W以下休止中] 【シアレヒム社発行】




キム・ハギ 著 李哲
完全なる再会
1993年6月刊 四六判384頁 ¥2800
[在庫僅少・美カバー切れ]

"北のスパイ"の烙印を押され、劣悪な条件と厳しい拷問に堪えつつ獄中生活を送っている良心的長期囚たち。政治囚として獄にあった著者がみずから体験した驚くべき獄苦の実態を描いて韓国でベストセラーとなった短編小説集。




()(ビョン)(ヂュ) 著 鄭敬謨 監訳
クーデター―朴正煕とその時代 【全3巻・完結】
1992年4月〜96年5月刊 四六判平均400頁 T¥2400・U¥3000・V¥3000
[U=品切]

「現代の司馬遷」たらんとする著者が、大胆かつ克明に暴いた驚くべき韓国現代史の真実。クーデターで政権を簒奪した朴正煕らは、「民政移譲」を約束しつつ、恐怖政治の本性をむき出しにしていく。その末路までを描ききった驚愕の実録小説。 【シアレヒム社発行】




朴ノヘ 康宗憲・福井祐二
朴ノヘ詩集
いまは輝かなくとも 
1992年11月刊 四六判162頁 ¥1800 [在庫僅少・美本切れ]

社会主義者を標榜したがゆえに韓国政府から追われ、終身刑を宣告された若き労働者詩人・朴ノヘ。“この時代にもっとも完全な民主主義を叫ぶ罪人”(法廷陳述)の代表詩集『労働の夜明け』・マダン劇・法廷陳述を収録した初の邦訳。




徐君兄弟を救う会
徐君兄弟を救うために 【会報合本】
1992年10月刊 B5判二分冊函入り計1700頁 ¥30000

冷戦と分断の論理に対決し、人間の尊厳をつらぬいた徐勝・俊植兄弟。20年間にわたって発行された救援運動の機関誌53号と関連資料をすべて完全復刻した。現代史と現代思想の一断面を鮮明に提示する第一級資料。[500部限定]





張貞任(チャンジョンイム) 金知栄(キムチヨン)
あなた朝鮮の十字架よ―歴史詩集 従軍慰安婦
1992年8月刊 四六判222頁 ¥1700 [在庫僅少・美本切れ]


かつての戦争中、日本軍隊は植民地支配下の朝鮮人女性を多数従軍慰安婦として性の奴隷にした。その想像を絶する苦難の歴史的事実を、彼女らになりかわって詩で表現し、韓国で大反響を呼んだ慟哭の歴史詩集の全訳。




滝沢秀樹
韓国へのさまざまな旅
1992年5月刊 四六判302頁 ¥2500 [在庫僅少・美本切れ]

韓国の社会経済変動の分析における第一人者である著者が韓国と深くかかわる発端となった学友の在日韓国人政治囚の救援運動の記録をはじめ、80〜90年代にかけての激動する韓国の社会・人間等をみつめたエッセイを収める。




高波 淳 写真・文
写真日記 
アガシたちの日本―「韓国スミダ」女子労働者の238日
1991年6月刊 B5判80頁 ¥2000 [在庫僅少・美本切れ]

1989年、突如韓国から撤退した日系企業・韓国スミダ。解雇撤回を求めて来日した4人の女子労働者。彼女たちのたたかいと日常生活を通して、日本企業のあり方と人間の尊厳を問う。




徐君兄弟を救う会
徐勝出獄メッセージ
民衆が真の勝利者
1990年12月刊 A5判118頁 ¥800 [在庫僅少]

獄中19年、非転向をつらぬき反人権・反民族的な思想転向制度とたたかった徐勝氏の講演・記者会見等と、救援運動に挺身した山田昭次、和田春樹、日高六郎、東海林勤、藤田省三、西村誠ら各氏の発言を収録する。




ガバン・マコーマック著 鄭敬謨・金井和子 共訳
侵略の舞台裏―朝鮮戦争の真実
1990年6月刊 四六判344頁 ¥2800

米ソ両大国の冷戦構造の狭間で着々と進められていった大韓民国の出現という国際陰謀劇、それがかの朝鮮戦争をさけがたいものにした。オーストラリア側の多くの未公開資料を駆使した異色の名著完訳版。原題"Cold War, Hot War" 【シアレヒム社発行】




ブルース・カミングス 著 鄭敬謨・林哲・加地永都子 共訳 
朝鮮戦争の起源―解放と南北分断体制の出現
A5判横組平均380頁 第1巻¥5800・第2巻¥4800 
[1・2巻とも品切]

朝鮮戦争に関する研究に決定的な転換を画した名著の全訳版。豊富な第一次資料を駆使して、解放直前以来の政治的・経済的・社会的変動のプロセスに、朝鮮戦争勃発の真因を探った待望の大著。〔全5巻予定〕 【シアレヒム社発行】




() () 写真
写真報告
関東大震災・朝鮮人虐殺
1988年10月刊 B5判140頁 ¥2000
[品切]

関東大震災における朝鮮人虐殺の全貌がようやくあきらかになってきた。荒川河川敷では数百人が虐殺されたという証言を手がかりに試掘が行われたが、千葉ではその爪跡は未だ隠されたままである。多くの証言を盛った写真報告。




(ソン)(コン)() 他著 ()(マン) 監訳
分断か統一か―韓国解放前後史の認識
1988年5月刊 四六判380頁 ¥2500 [在庫僅少・美本切れ]

韓国現代史の輝かしい時点―8・15解放の日は、同時に民族・国土の分断をもたらす悲劇の起点となった。民主・統一を希求する韓国の思想家・歴史家たちが、歴史の教訓から分断克服・民衆主体の未来を展望する論文集。




安江良介
孤立する日本―多層危機のなかで
1988年4月刊 四六判352頁 ¥1800  [在庫僅少・美本切れ]

核の脅威、科学技術革命による人間の荒廃等、現代社会は幾重もの危機にとりまかれている。この「多層危機の時代」を克服し、真の人間性を恢復する道は何か。岩波書店を率いた著者が問う評論9篇を収録。




宗 秋月
サランヘ―愛してます
1987年7月刊 四六判260頁 ¥1800  
[在庫僅少・美本切れ]

大阪・猪飼野の“歌劇派”詩人が、〈いのち〉〈恋〉〈生と死〉〈たたかい〉の意味を己が内にたぐり寄せ、時には食文化考のかたちを借りながら、在日者、日本人、まだ見ぬ祖国の友へ発信する。跋文=李恢成 「巫女―民衆の語り部としての」。




(ムン)益煥(イクファン)  鄭敬謨 監訳
獄中書簡集
夢が訪れる夜明け
1986年12月刊 四六判462頁 ¥2800
[品切]

祖国の統一と民主主義と民族の自立をかちとるため、常に運動の最先端を歩んできた文益煥牧師の愛と思索に満ち溢れた感動の書簡集。なかでも朴容吉夫人との往復書簡は人間の尊厳と希望を高く謳いあげて読む者の胸に熱く迫る。 【シアレヒム社発行】




(キム)()(セン)
旅人(ナグネ)伝説
1985年8月刊 四六判232頁 ¥1600 [在庫僅少・美本切れ]

済州島から5歳で海峡を渡った著者が、異国・日本で見たものは何か。人びととの出会いと別れ、町のたたずまいや風物の陰影を独自の洗練された文体でえがき、在日朝鮮人文学の一極北をきずいた自伝的な連作20篇を収録する。




金 泳 三
私とわが祖国の真実
1985年7月刊 四六判416頁 ¥2500 
[在庫僅少]

かつて金大中氏らとともに軍事政権に徹底抗戦し韓国の民主化闘争の先頭に立った著者の祖国統一と平和と民主主義確立への熱い提言。光州事態後、自宅で軟禁状態にあった頃の著者が、自らの半生を書きとどめる。元韓国大統領。




()(ウン)()(パク)仁景(インギョン)・富山妙子 共著 
ソウル-パリ-東京―絵と民族をめぐる対話
1985年4月刊 四六判222頁 ¥1800

1967年東ベルリン事件でパリからソウルへ拉致・投獄された世界的画家李・朴夫妻の波乱の半生。その愛、絵画、祖国とは……。炭坑、朝鮮等すぐれた作品で国家を告発する富山妙子との感動的な対話。




滝沢秀樹 
韓国民族主義論序説
1984年11月刊 A5判変型226頁 ¥2200
[在庫僅少・美カバー切れ]

分断時代、韓国の知性が指向するものは何か。ここ十年来の韓国知識人たちの苦渋にみちた知的模索の成果をつぶさに検討しつつ、「変革の思想」としての韓国ナショナリズムの実体を明らかにした日本で初めての本格的究明の書。



尹東柱(ユンドンヂュ) 尹一柱(ユンイルヂュ) 伊吹郷訳・解説
尹東柱全詩集
空と風と星と詩
ISBN978-4-87714-064-9 C0098
1984年11月刊 四六判302頁 ¥2300

死ぬ日まで空を仰ぎ 一点の恥辱(はじ)なきことを――(序詞より) 植民地支配下の朝鮮で、また留学先の日本で、尹東柱は禁じられた母国語(朝鮮語)で詩を書き、「独立運動をした」として投獄され、1945年2月、福岡刑務所において27歳の若さで謎の獄中死をさせられた。本書は、朝鮮民族が誇る青春と抵抗の詩人・尹東柱の全作品を初完訳するとともに、回想・年譜、特高・裁判記録、訳者の詳細な研究解説等を収録。朝鮮文学史の空白を埋める詩人の全体像にせまるものである。




磯谷季次 
わが青春の朝鮮
1984年10月刊 四六判422頁 ¥2500

戦前・戦中、朝鮮の地にあって朝鮮人同志とともに組合活動、反帝運動を展開し、治安維持法違反で十年の歳月を厳寒の牢獄ですごし、戦後は凄惨な状態にあった在留日本人の引揚げに粉骨砕身した時代の稀な感動的証言である。




平岡 敬
無援の海峡―ヒロシマの声、被爆朝鮮人の声
ISBN978-4-87714-003-8 C0036
1983年12月刊 A5変形判上製308頁 \2000 [在庫僅少・美本切れ]

被爆地には多くの朝鮮人たちが居住していた。しかし戦後、彼ら・彼女らに救援の手が差し伸べれられることはほとんどなかった。著者はそんな彼ら、彼女らの声をたんねんに記録。そして、日本国家の、日本人の加害の歴史に対する責任感の欠落を厳しく告発し、国家を超克する平和と人権の思想を追求する。元広島市長、新聞記者時代の渾身のルポ。



西 順蔵 
日本と朝鮮の間―京城生活の断片、その他
1983年8月刊 A5判変型244頁 \1800 [在庫僅少・美本切れ]

現在の差別的・侵略的な日本国家のあり方のなかで、著者の目に見えてきた戦中・戦後の朝鮮および朝鮮人とのかかわりの諸相を論じつつ、差別とは何か、日本人はどうあるべきかを根源的に考える22篇。




 *品切
   鄭敬謨  断ち裂かれた山河  1984年7月刊
   尹伊桑  わが祖国、わが音楽  1992年11月刊