影書房

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朝鮮人被爆者問題に光を当てた先駆的ルポ

平岡 敬
無援の海峡
――ヒロシマの声、被爆朝鮮人の声


1983年12月刊
A5判変形 上製308頁
定価 2000円+税
ISBN978-4-87714-003-8 C0036


●目次
●書評
●関連書



爆地には多くの朝鮮人たちが居住していた。しかし戦後、彼ら・彼女らに救援の手が差し伸べれられることはほとんどなかった。著者はそんな彼ら、彼女らの声をたんねんに記録。そして、日本国家の、日本人の加害の歴史に対する責任感の欠落を厳しく告発し、国家を超克する平和と人権の思想を追求する。元広島市長、新聞記者時代の渾身のルポ。



〈著者略歴〉

平岡 敬(ひらおか・たかし)

1927年、大阪市生まれ。広島県出身。
早稲田大学第一文学部卒業後、1952年、中國新聞社入社。同社編集局長、中国放送社長などを経て、1991年より広島市長を2期8年務める。
記者時代から被爆韓国・朝鮮人の支援活動などを行い、市長になってからも被爆者への援護を訴え続けた。95年には、オランダ・ハーグの国際司法裁判所で、核廃絶に消極的な日本政府の方針に抗して、核兵器の国際法上の違法性を強く訴え、世界の人々の反響を呼んだ。96年の「原爆ドーム」の世界遺産登録にも尽力した。
現在、中国・地域づくり交流会会長。旧ソ連の核実験による被曝者の救援活動やカンボジアに「ひろしまハウス」を建設するなど、NGO活動を精力的に続けている。
著書に、『時代と記憶』(影書房)、『偏見と差別』(未來社)、『希望のヒロシマ』(岩波新書)などがある。






◆『無援の海峡』 目次◆


 

復権への連帯――韓国の被爆者調査をめぐって
二重の痛苦にあえぐ在韓被爆者たち――日本人に責任はないのか
〈資料〉韓国原爆被害実態調査報告書(韓国教会女性連合会)
仮面の裏側
記憶と事実
被爆朝鮮人が日本人に問うているもの

 

黙殺との戦い――被爆朝鮮人・孫振斗さんの訴え
圧殺される声
孫さんからの手紙
権利としての原爆手帳――辛さんへの手帳交付の問題点
自主性のない被爆者行政
支援運動の中で
地底からの告発――被爆朝鮮人の提起するもの
被爆朝鮮人とわたし
国家と被爆者――孫振斗さん勝訴の意味

 

原爆裁判
桑原訴訟
「認定」とはなにか


 


平和への原点――ヒロシマ・ナガサキの心
広島で考える
ヒロシマの世界化/裏切られた被爆者/正念場/何を守るのか/届かぬヒロシマの心
池袋小劇場を閉じる
     *
被爆朝鮮人・韓国人に関する参考資料目録
追記を兼ねたあとがき








書 評

(準備中)









◆関連書◆

 『時代と記憶――メディア・朝鮮・ヒロシマ』 平岡 敬 著

 『広島の消えた日――被爆軍医の証言』 肥田舜太郎 著

 『隠して核武装する日本』 槌田敦・藤田祐幸他 著、核開発に反対する会 編

 『ヒバクシャ――ドキュメンタリー映画の現場から』 鎌仲ひとみ 著

 『六ヶ所村ラプソディー――ドキュメンタリー現在進行形』 鎌仲ひとみ 著

 『六ヶ所村 ふるさとを吹く風』 菊川慶子 著

『暗闇の思想を/明神の小さな海岸にて』 松下竜一 著

 『市民電力会社をつくろう!――自然エネルギーで地域の自立と再生を』 小坂正則 著