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秤にかけてはならない――日朝問題を考える座標軸
ISBN978-4-87714-306-0 C0036
2003年10月刊 A5判並製273頁 1800円
2002年9月の小泉首相平壌訪問以来、国家主義と排外主義が急激に台頭し、「戦争前夜」ともいうべき事態をむかえつつある日本社会の危機的状況の中で、日本人は「拉致問題」と植民地支配をどのように捉えるべきなのか。まず何を知り、何を考え、何を行動の基準とすべきなのか。根底的な批判と提言の書。
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半難民の位置から――戦後責任論争と在日朝鮮人
ISBN4-87714-287-8 C0036
2002年3月刊 四六判362頁 2800円 [品切]
日本の侵略・植民地支配の責任を問う被害者の証言が噴出した90年代、右傾化への牽制力として一定の機能を果たしてきた人々の多くが、その限界性と弱点を露呈した。半難民=在日朝鮮人の視座から、自らの国民的特権に無自覚な日本人マジョリティーの戦争・戦後責任を問う。花崎皋平氏との論争を収録。
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過ぎ去らない人々――難民の世紀の墓碑銘
ISBN4-87714-276-2 C0023
2001年1月刊 四六変形判252頁 2200円
植民地支配・世界戦争・全体主義がさまざまな《断絶》を露呈させた20世紀――その時代に抗い、自らの「正体性」(アイデンティティ)を主張した詩人、文学者、革命家、思想家、そして民衆たち49人の異色の人物伝。
登場人物=ロルカ、ネルーダ、ゲバラ、ファノン、プリーモ・レーヴィ、金子文子、長谷川テル、ゾルゲ、尾崎秀実、A・スメドレー、安重根、尹東柱、金芝河、尹伊桑
他。
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新しい普遍性へ 徐京植対話集
ISBN4-87714-268-1 C0036
2001年1月刊 四六判380頁 3000円 [品切]
歴史・民族・正義をめぐる様々な対話。
対話者=岡部伊都子/石川逸子/森まゆみ/藤田省三/ノーマ・フィールド/朴聖?/梶村太一郎/日高六郎/山田昭次/若桑みどり/鵜飼哲/宮田毬栄/高橋哲哉/松井やより/M・クレイフィ/徐京植(聞き手・鵜飼哲)
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分断を生きる――「在日」を超えて
ISBN4-87714-229-0 C0036
1997年5月刊 四六判297頁 2800円 [品切]
日本の植民地支配によって祖国から引き剥がされ、旧宗主国に住む在日朝鮮人。その「在日」の視角から、世界に散らばる難民に思いをはせつつ、またアウシュヴィッツの人間破壊といった問題に視野を広げ、「新しい民族観」、「新しい普遍性」を模索する。
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長くきびしい道のり[第2版]
ISBN4-87714-277-0 C0036
2001年1月刊(初版1988年) 四六判284頁 2500円 [品切]
韓国軍事政権下の1971年、母国留学中に逮捕され、政治囚としてそれぞれ19年と17年の歳月を非転向で貫きとおした徐勝、徐俊植兄弟。その獄中からの魂の叫びと末弟である著者の深い思索の交響に彩られた講演・評論14篇を収録。人間の尊厳・稀有な魂を記録した著者の第一論考集、待望の復刊。
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徐君兄弟を救うために〈会報合本〉
1992年10月刊 B5判二分冊函入り計1700頁 ¥30000 [美本切れ]
冷戦と分断の論理に対決し、人間の尊厳をつらぬいた徐勝・俊植兄弟。20年間にわたって発行された救援運動の機関誌53号と関連資料をすべて完全復刻した。現代史と現代思想の一断面を鮮明に提示する第一級資料。[500部限定]
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