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人 間 の 記 録



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[評伝・自叙伝]


古谷鏡子
命ひとつが自由にて―歌人・川上小夜子の生涯
ISBN978-4-87714-423-4 C0023
2012年2月刊 四六判上製382頁 \2400

短日の陽のうつろひに散りこぼす光よ風よ冬青き樫――前田夕暮、北原白秋に師事し、戦後は文芸誌を刊行。また女人短歌会の創設に貢献し、和泉式部・『源氏物語』に傾倒、透明なもの、移ろいゆくもの、樹や空に心を託した女歌人の評伝。



益永スミコ
殺したらいかん―益永スミコの86年
ISBN978-4-87714-405-0 C0036
2010年5月刊 新書判並製80頁 \600

労働運動との出会いにより〈天皇教〉から平和運動へ――戦時中に生まれ、助産師として働き子どもを生み育ててきた“まじめ”な一日本人女性が、なぜ死刑囚の養母となり、街の辻々で平和と人権、民主主義を一人訴えるようになったのか。心揺さぶる瞠目の半世記。 *ビデオプレスの新作ドキュメンタリー映画 『死んどるヒマはない―益永スミコ86歳』 とのジョイント企画出版。




稲葉 有
夭折の画家 佐伯祐三と妻・米子
ISBN978-4-87714-395-4 C0071
2009年4月刊 文庫判並製313頁 \1600

25歳で渡仏、ヴラマンクに師事、独特の画風で場末のカフェ・壁・広告塔などを描き、30歳でパリに客死した佐伯祐三(1898〜1928年)。日本近代の画壇を一瞬疾走した天才的画家の芸術的達成と、妻・米子がかかわる加筆、変死の実像を追尋した、没後80年記念出版。



穂積五一先生追悼記念出版委員会 編著
アジア文化会館と穂積五一
ISBN978-4-87714-372-5 C0023
2007年7月刊 四六判並製 616頁 \5000

アジア等発展途上国の留学生・研修生が数多く巣立ったアジア文化会館。その生みの親であり、彼らから慈父のように慕われた穂積五一の生涯と事蹟を、多くの証言と論考によって追尋する。



伊佐眞一
()()()(ゆう)批判序説
ISBN978-4-87714-368-8 C0095
2007年5月刊 四六判上製280頁 \2800

戦時中は日本軍国主義に批判的な「非戦主義者」で、戦後は民主主義による沖縄再建を高らかに謳いあげた「デモクラット」だったとされ、今もなお沖縄の人々に深く敬慕される「沖縄学の父」伊波普猷。新たに発見された資料と膨大な文献の検証にもとづいて、その実像に迫る衝撃の書。本書をめぐってメディアで盛んな論争が交わされ話題を呼んだ意欲作。



ミヒャエル・デーゲン  小松はるの・小松博 訳
みんなが殺人者ではなかった
 ―戦時下ベルリン・ユダヤ人母子を救った人々
ISBN4-87714-345-9 C0098
2005年12月刊 四六判並製368頁 \2400

ベルリーナ・アンサンブルの著名な俳優だった著者の少年時代の回想記。ナチズム下のベルリンで、ユダヤ人の「ぼく」と母親は連合軍の爆撃やユダヤ人狩りを逃れて地下に潜り、奇跡的に生きのびる。それを可能にしたのは、時には自らの命を犠牲にしてまで彼らを救おうとした勇気ある人々――ナチ親衛隊員や共産主義者、アウシュヴィッツへの列車機関士ら――の人間としての良心だった。ドイツでベストセラーとなり映画化もされた感動的手記の完訳。




米須興文 著 
マルスの原からパルナッソスへ
 ―英文学の高峰に挑んだ沖縄少年
ISBN4-87714-324-6 C0095
2004年12月刊 四六判上製280頁 \2500

一人の軍国少年が、沖縄戦の廃墟からアメリカへの留学を志し、アイルランド文学研究者として世界の舞台で活躍するまでの波乱に満ちた道のりをふり返った、半世紀におよぶ英語・英文学人生回顧録。




太田哲男・高村宏・本村四郎・鷲山恭彦
治安維持法下に生きて
―高沖陽造の証言
ISBN4-87714-303-3 C0036
2003年6月刊 四六判上製(横組)250頁 \2500

貧しい少年時代から苦学して外国語を修得し、1920年代には労働運動の渦中に身を投じ、30年代にはマルクス主義の立場から文芸評論・演劇運動にかかわり、治安維持法下、たび重なる投獄に抗した高沖陽造の貴重な証言。



佐藤征子 著 
松田解子とわたし―往復書簡・ふるさとに心結びて
ISBN4-87714-294-0 C0095
2002年10月刊 四六判上製349頁 \2000


生まれ故郷の秋田県荒川鉱山(現協和町)を舞台にした名作『おりん口伝』の作者と、その町の役場の一職員である著者との、280通に及ぶ誠実で友情に満ちた人間的交流と文化運動への熾烈な思いに溢れた往復書簡集。


中原静子
難波大助・虎ノ門事件―愛を求めたテロリスト
ISBN4-87714-285-1 C0023
2002年2月刊 四六判上製350頁 \2800

1923年12月27日、虎ノ門で当時摂政宮だった昭和天皇を狙撃したが未遂―翌年11月15日死刑台の露と消えた難波大助。衆議院議員だった父との確執と人間的苦闘、その社会主義的思想遍歴を裁判記録・書簡・遺書及び当時の社会的反響など豊富な資料であとづけつつ、“国賊”の汚名に崩壊する家族の運命、故郷の村びとの衝撃・混迷を描ききった渾身の書下し評伝・秘史。



照井壮助
天明蝦夷探検始末記
田沼意次と悲運の探検家たち
978-4-87714-282-7 C0021
2001年10月刊 四六判381頁 \3800

北方からの異国船の到来やアイヌ民族の蜂起など、時代の転換期に史上初の蝦夷地探検隊が老中田沼意次によって派遣された。この探検の全体状況を膨大な史料を読み解き細密画のように描き切った在野の研究者による画期的労作。





照井良彦
著 
少年の曠野―"満州"で生きた日々
1997年8月刊 四六判222頁 ¥2000  
[在庫僅少]

「戦後の"満州"で、私の目前から巨大な"虚構"が音もなく消えていった。生まれたときから私の身辺を律し続けたものの多くは、この"虚構"に依拠した人為にすぎなかったのだった。」(あとがきより) 少年の目に映ったもう一つの"満州"。




山田昭次
金子文子―自己・天皇制国家・朝鮮人
ISBN978-4-87714-227-8 C0023
1996年12月刊 四六判380頁 ¥3800 


関東大震災時の朝鮮人虐殺。その事実の隠蔽のためにフレームアップされた朴烈=金子文子事件。従来の研究・探索の成果を踏まえ、基礎文献に丹念にあたり、自死に至るまでの文子を巡る環境、内面の葛藤を辿った決定版評伝。





庄 幸司郎
著  
原郷の「満洲」
1995年4月 四六判310頁 ¥1800

幻の国「満洲」に生まれ育ち、15歳ではじめて日本の地を踏むまでの幼少年時代の原風景を克明に記録する。植民地での中国人・朝鮮人たちとの友情、敗戦とともに関東軍に置きざりにされ一転して難民となった苛酷な苦難の日々。  【文游社発行】




江間章子
著 
詩の宴 わが人生
1995年4月刊 四六判222頁 ¥2000

ふるさと岩手での幼年時代の思い出、そして異彩を放った詩人・作曲家たちとの出会いと痛切な訣れ、水芭蕉の花に想いを託しつつみずからの人生をふりかえる。「花の街」「夏の思い出」などで国民的詩人となった著者の半自叙伝。




瀧ア鎭代子
著 
欧州残響―ベルリンに壁のあった頃
1991年6月刊 四六判328頁 ¥2500

東西冷戦のシンボル都市・ベルリンを中心に、ヨーロッパ各地をドイツ文学者の夫と二人で歩きまわった1960年代初頭。各国で出会った人、音楽、美術等々の残像・残響を鮮明に描きだした旅行記。




瀧ア鎭代子
著 
昔日残照
1989年7月刊 四六判230頁 ¥1800

敗戦から数年、戦後「復興」へと社会も人心も大きく変る1950年代初め、独文学者との結婚生活に入ったピアニスト。微笑ましい新婚生活の中で、荒廃の兆を次第にあらわにする社会に、共同して立ち向う姿を生きいきと描出。




関千枝子 著 
長い坂―現代女人列伝
1989年6月刊 四六判200頁 ¥1500 [品切]

キャリアウーマンの草分け、「三四郎」のモデルにもなった洋画家、初の児童図書館員、スラムのママ先生、平和運動家等、各々に個性あふれ独自の道を切り拓いてきた明治・大正生れの15人の先達が贈る若い女性へのメッセージ。




風間道太郎
著 
キネマに生きる―評伝・岩崎昶
1987年12月刊 四六判308頁 ¥2500
[在庫僅少]

一貫して映像を民衆の真実を伝える武器として用い、権力の無道に抗しつづけた稀有の戦闘的映画人・岩崎昶の友人だった著者が、彼の思想と人間を戦前・戦中・戦後のそれぞれの時代とのかかわりにおいて追求した本格的な評伝。




瀧ア安之助・瀧ア鎭代子
著 
連弾・ある青春のエチュード
1987年3月刊 四六判380頁 ¥2500 
[在庫僅少・美本切れ]

今は亡きドイツ文学の碩学から一人のピアニストに送られた100通の愛の書簡集。1949年の出逢いから結婚する迄、そこには敗戦の余燼さめぬ戦後の状況が描かれ、人間いかに生くべきかの真摯な精神が溢れる、感動的な魂の交流。




庄 幸司郎
著 
中国還魂紀行
1986年11月刊 四六判232頁 ¥1500

敗戦の翌年までの15年間、中国東北地方で生れ育った著者は、38年ぶりに同地を訪れた。ハルビン、長春、吉林、瀋陽と、加害者・日本人の子弟として過ごした地で、日本人は何をしたのかを真摯に問いかける。推せん=井上光晴




原田東岷
著 
平和の夢を追いつづけて
1984年8月刊 四六判314頁 ¥2000 [在庫僅少]

故湯川秀樹博士によって「ヒロシマのドン・キホーテ」と評された広島在住の高名な外科医である著者が、国際的な平和運動への献身、中国人民とのヒューマンな戦場での交流、結腸癌との闘病、バラ讃歌等をつづった記録である。




風間道太郎
著 
憂鬱な風景―人間画家内田巌の生涯
1983年11月刊 A5判変型210頁 ¥1800 [在庫僅少]

明治の文豪・内田魯庵の子として生まれ、生涯を反戦・平和の運動に捧げつつ身も心も傷つき、1953年、53歳の若さで生涯を閉じた秀れた洋画家の深い友情をこめて描いた感動的なヒューマン・ドキュメントである。






[証言/ルポ・ノンフィクション]

根津公子
増補新版 希望は生徒―家庭科の先生と日の丸・君が代
ISBN978-4-87714-433-3 C0036
2013年3月刊 四六判並製 242頁 \1700


「考えずに、あるいは間違っているとわかっていてももの言えず、 指示命令に従わされる社会で人は幸せになれるのだろうか。……私は間違った職務命令には従わない」(本文より) 「自分の頭で考えよう」と伝えてきた教員と生徒たちによる「私たちの卒業式」奪還ドキュメント。〈「君が代不起立」は私の教育実践〉を増補した新版。


澤井余志郎
ガリ切りの記―生活記録運動と四日市公害
ISBN978-4-87714-424-1 C0036
2012年5月刊 四六判並製253頁 \2000

戦後、紡績工として寒村出身の女子労働者たちと共に「生活記録運動」等の組合サークル活動に学んだ著者は、後に四日市の反公害運動に一人の「助っ人」として取り組む。そして、ぜんそく患者からの聞き書きをはじめ、運動を陰で支えた人々のこと、「青空回復請求」が「金銭補償」に回収されてゆく顛末など、「ありのまま」を詳細に記録し、伝えつづけた。見る・書く・読みあうことで共に学び成長してきた“戦後民主主義”の一つの姿。四日市公害の歴史と重なる半世紀にわたる著者の活動記録。



金森昂作
時代の証言―協同・共生の道を求めて
ISBN978-4-87714-421-0 C0036
2011年12月刊 四六判上製350頁 \2200

三井三池炭鉱の炭じん爆発によるCO中毒患者の救援活動をはじめ、丸木位里・俊「原爆の図」をみる会、「抱きしめてBIWAKO」などの市民運動、さらに生活協同組合エル・コープなどにもかかわりつつ、激動する戦後の時代を、イデアを求めて生き抜いた一社会運動家の貴重な証言。


根本行雄
司法殺人―「波崎事件」と冤罪を生む構造
ISBN978-4-87714-388-6 C0032

2009年2月刊 四六判上製 236頁 \2000


冤罪を生み出す構造的欠陥を抱える日本の警察・検察・司法。そして警察発表を垂れ流す報道機関も「冤罪を生む構造」の一角を占める。1968年に起きた、「自白も物証もなく目撃証人もいないのに死刑判決」という特異な事件であった「波崎(はさき)事件」を中心に、過去の冤罪事件や欧米の陪審制なども参照しつつ、問題を分かりやすく具体的に検証する。 ★高校生から



根津公子
希望は生徒―家庭科の先生と日の丸・君が代
ISBN978-4-87714-377-0 C0036
2007年11月刊 四六判並製 232頁 \1700
 [品切] ⇒ 2013年増補新版へ

「わからないことがあったら自分で調べて考えなさい」と先生たちはいつも言うのに、「日の丸・君が代」となると旗の歴史も歌詞の意味も教えてくれず、歌うことを強要するのはどうしてだろう? 「自分の頭で考えよう」と問い続けた家庭科教師のドキュメント。〈主な目次〉:1,私の“戦争責任”/2,キーワードは「自分の頭で考える」/3,私たちの卒業式だから/4,教育行政が学校を壊すとき/5,異動要綱の改悪と「10・23通達」、そして停職「出勤」




小林美希
ルポ 正社員になりたい―娘・息子の悲惨な職場
ISBN978-4-87714-369-5 C0036
2007年5月刊 四六判並製 184頁 \1600 [在庫僅少]

今や派遣、請負、パート、アルバイトなどの非正規雇用で働く労働者は全体の1/3に。その多くは“超就職氷河期”の世代、学校卒業時に就職できず“とりあえず派遣”となった20代、30代の若者たち。 “景気回復” “グローバル市場で生き残るため” といった企業の掛け声の裏側で、「細切れ契約」「妊娠解雇」「社会保障加入逃れ」「偽装請負」等々といった不法・無法・不公正な行為が横行している。労働市場の規制緩和政策のしわ寄せを受け、不安な生を強いられている若者たちの“現場の声”を、同世代の著者が丹念な取材で拾い集めた渾身のルポルタージュ。2007年度日本労働ペンクラブ賞受賞作。



小坂太郎
西馬音内(にしもない)盆踊り―わがこころの原風景
ISBN4-87714-291-6 C0073
2002年8月刊 A5判上製206頁 \2800
[品切]


風の盆・郡上八幡踊りと共に日本三大盆踊りの一つといわれ、岡本太郎・永六輔氏らによって激賞された、国指定無形文化財の秋田県・西馬音内盆踊り。その歴史と現在を当地在住の小熊秀雄賞詩人が探求した渾身の書き下ろし。



土佐誠一
著 
白神山地 鄙の宿
2001年3月刊 四六判81頁 ¥1500

秋田・青森県境にまたがるブナ原生林地帯白神山地。その秋田県側の山麓で鄙びた温泉宿「藤駒荘」を夫妻で始めて三七年。山麓での昔の暮らしぶりや、自然に育まれた少年時代、亡き妻といとなんだ手作りの温泉宿の思い出を語る。




日本農業新聞
編著
窓を開けて―農村女性の介護・相続・嫁姑
1999年7月刊 四六判266頁 ¥2000

女性の地位途上国日本にあって、差別や不平等に泣く村の女たち。男性中心の制度を突破し、今こそ自立に向けて社会への窓を開けるときではないか。欧州の現場にも及ぶ、エンパワーメント・ルポルタージュ。付:対談・樋口恵子/大熊一夫。




日本農業新聞
編著
食と農の黙示録―あしたへ手渡すいのち
1999年1月刊 四六判252頁 ¥2200

私たちは飢えから遠い。また食がいのちであることを忘れて久しい。ダイオキシンなどが食や母乳を侵し不安が高まる今、不の連鎖を断ち切る方策はあるのか。現状と未来を探るルポ。辺見庸氏らの発言を付す。




小井塚達雄著 宗秋月(コーディネーター)
示  談―交通事故100%解決術
1997年12月刊 四六判200頁 ¥1500

交通事故に遭ったら…被害者も加害者も以後の人生に翳を落とします。しかも金銭がらみのトラブルになったら…。過去、優に一万件の示談を100%解決してきた"示談の達人"が明かすヤクザ屋さん、保険会社その他の対処法大公開




菊池修一
著 
木の国職人譚
1996年12月 四六判82頁 ¥1500

日本三大美林といわれる木曽のヒノキ、青森のヒバ、そして秋田のスギ―この秋田天然杉の産地で、大工職人として叩き上げられた著者からの聞き書で綴る東北の大工の一代記。木を知りつくした職人の知恵。カラー写真3葉。




渡辺貢ニ
著 
先生の《中学校日記》
1996年12月刊 四六判224頁 ¥1700

「チョームカツク」心の叫びにじっと耳を傾けてきたベテラン現役教員が、教育の現場を見据えつつ、知恵とユーモアと愛情をもって綴った、知らざれる中学校・中学生の現在。親と子と教師のための〈新・中学校読本〉の誕生!




土本典昭
著 
されど、海―存亡のオホーツク
1995年7月刊 四六判414頁 ¥3500 [在庫僅少]

乱獲、密漁の横行、核廃棄物の墓場の様相を呈しつつあるオホーツク海。水俣病の記録映画で不知火海に"海の病む時代"を見た著者の、北海道から北方四島・オホーツクへの2年間にわたる発見に満ちた遍歴の記録。写真70数葉。




川原一之
著 版画=川原由紀子  
土呂久羅漢
1994年9月刊 A5判212頁 ¥2500

宮崎県土呂久の砒素による鉱毒に侵された身で、艱難辛苦を突き抜け眩しく輝く患者さんたちの姿―その姿を石に刻む代わりにペンを持って刻んだ羅漢像8篇。著者13年の辛苦の結晶。[第5回・宮崎日日新聞出版文化賞受賞]




大迫弘和
著 
My Name Is…―こどもたちのよき海外体験のために
1994年3月刊 四六判274頁 ¥1800

海外子女・帰国子女教育の第一線に立つ著者の貴重な海外での実践記録。こどもたちの言語獲得過程、シュタイナー教育体験、海外校の現状、海外父母としての心得、帰国後の教育等を具体的にアドバイスする。




瀧ア安之助著 植田真弘 編  
芸術と私
1993年11月刊 四六判184頁 ¥1800 
[在庫僅少]

現実とのかかわりをもたない芸術、自己陶酔にふける芸術は芸術ではない。ゲーテ、国木田独歩、ドン・キホーテ、島崎藤村、ベートーヴェン等を通して芸術的本質を究明する。1956年東京芸術大学での講義録音をもとに編集。




沢田 猛
著 
くにざかい・糸に生きる―青崩峠を越えた女たち
1993年9月刊 四六判214頁 ¥2000 
[在庫僅少・美本切れ]

静岡と長野県境にある小さな峠の近代化に果たした役割を追いつつその座標軸を現代にまで引き、"終っていない女工哀史"の実態を掘り起こし、彼女たちの叫びを綴ることで明らかにしようとしたルポ。




溝上泰子
 
わたしの人生交響楽
1992年4月刊 四六判226頁 ¥2500 
[在庫僅少・美本切れ]

みずからの著書や文章の成立事情にふれつつ87年にわたる思想的。生活的経験の重要な節目を追憶し、同時代の親・師・友との深い人間的関係の意味を問う。男女差別。上下差別とたたかった“人類生活者”の生涯。口絵写真100葉。




天児直美
著 
二度わらべ―老人介護奮戦記
1992年4月刊 四六判284頁 ¥2000 [在庫僅少・美カバー切れ]

一番ヶ瀬康子=老人ホームや老人保健施設への的確な観察、そしてそれ以上に、ひとりひとりの方々に対する温かさ、しかも想いの深さが、この本の中には満ちあふれている(跋文)。高齢化社会を問う感動の書。




安田礼子
 
アフガン/ガンダーラ―こころと歴史の旅
1991年10月刊 四六判240頁 ¥2000

ソ連軍侵入直前のアフガニスタンの旅、そしてガンダーラ再訪。不毛の砂漠とも思える地に刻印された仏教美術・イスラム文化の枠と、そこに生きる民衆との深い交感を描いた感動の旅の記録。カラー口絵8葉。




山下弘文
著 
ガス爆発―静岡駅大惨事の真相
1991年5月刊 四六判242頁 ¥1500

1980年8月16日、死者15名、重軽傷者223名を出したガス大爆発。なぜ、県警は現場を改ざんしてまで "メタン原因"説を押し通してきたのか。その原因を徹底究明する。序文=原告代表・松島盛一




坂本進一郎
著 
米盗り物語―「モデル農村」に見る日本型ムラ意識の構造
1990年11月刊 四六判234頁¥2000 [在庫僅少・美本切れ]

青刈り反対運動から食管制度を無視したヤミ米騒動まで、干拓の村・秋田県大潟村は農政の無策に引きまわされつづけている。真の農業・コメ作りのありかたを求める著者の切々たる報告。




小笠原信之
著 
しょっぱい河―東京に生きるアイヌたち
1990年4月刊 四六判240頁 ¥1800

しょっぱい河――津軽海峡。いわれなき差別・偏見を背負い"河"を渡ったアイヌ達。いま東京の地で民族としてのよりどころを求めながら生き抜くかれらの姿を克明に記録し、日本の差別構造を衝く。




日本農業新聞
編著
むらルネサンス

1989年10月刊 四六判250頁 ¥1800
[在庫僅少・美本切れ]

減反政策、貿易自由化等々の農業切り捨ての中で、農家はかつてない深刻な状況に直面している。が一方で"村の再生"を願って様々な試みもなされている。国内とヨーロッパの村起こしを探った異色ルポ。[1989年農政ジャーナリスト賞]




山上徹二郎 編

アフガン アフガニスタン
―AFGHAN AFGHANISTAN 1978-1988
1989年6月刊 B5判80頁 \1500

コーランの祈り、女たちの深い悲しみ、そして砲声を凌ぐ子どもたちの暮らしの声。内戦を超えて和解と平和への道を求める道――揺れるシルクロードの民とアフガニスタン。写真=桑原史成・本橋成一・熊谷博子・高岩仁、撮影日誌抄・エッセイ=土本典昭。 【日本・アフガニスタン合作記録映画「よみがえれカレーズ」(1989年)製作記念出版】




小笠原信之
著 
灰になれなかった肺―ひろがるじん肺禍の実態
1986年11月刊 四六判232頁 ¥1600

炭坑労働者の間でヨロケと呼ばれてきたじん肺。いまそれはダンプ公害、スパイクタイヤによる車粉公害にまで裾野をひろげた。しかも行政のじん肺隠し・切り捨て等は人間存在そのものを貶める。じん肺被害の実態に迫る衝撃のルポ。



*品切 
  新谷のり子  フランシーヌ・はたち  1989年12月刊
  伊藤ルイ  必然の出会い  1991年9月刊
  尾形尊信  建築現場のドラマから  1995年9月刊 【文游社発行】