〈日本の安全保障政策は沖縄を犠牲にすることで成り立っている。「台湾有事」を煽り立て、沖縄を今度は中国との戦争の「捨て石」にすることで利益を上げようとする軍需産業と政治家たちがいる。〉
〈軍隊は自らの存在を維持するため、常に外部に脅威を必要とする。さらにその脅威を実際以上に大きく見せ、人員と予算の増大化を図る。そこに飛びつくのが武器を生産・販売して儲ける軍需産業であり、政治家、官僚、学者、メディア、ゼネコン、地域ボスなどを巻き込んで、巨大な利権構造がつくられる。〉(本文より)
コロナ禍で感染拡大が続く中でも強行された辺野古新基地建設工事。
琉球列島の各島々で行われている自衛隊基地の増強。
くり返される米軍・自衛隊機による重大事故・事件。
執拗に続く沖縄戦の歴史修正……。
かけがえのないものを守るために、沖縄の人びとは粘り強くたたかい、声を上げ続けている。
日本はいつまでその声を無視し続けるのか――
沖縄から日本を問う最新の論考・記録集。
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〈著者 略歴〉
著者 目取真 俊(めどるま しゅん)
1960年、沖縄県今帰仁村生まれ。琉球大学法文学部卒。
1983年「魚群記」で第11回琉球新報短編小説賞受賞。1986年「平和通りと名付けられた街を歩いて」で第12回新沖縄文学賞受賞。1997年「水滴」で第117回芥川賞受賞。2000年「魂込め」で第4回木山捷平文学賞、第26回川端康成文学賞受賞。2022年、第7回イ・ホチョル統一路文学賞(韓国)受賞。
著書〈小説〉:『魂魄の道』、『目取真俊短篇小説選集』全3巻〔1 『魚群記』、2 『赤い椰子の葉』、3 『面影と連れて』〕、『眼の奥の森』、『虹の鳥』、『平和通りと名付けられた街を歩いて』(以上影書房)、 『風音』(リトルモア)、 『群蝶の木』、 『魂込め』(以上朝日新聞社)、『水滴』(文藝春秋)ほか。
〈評論集〉:『ヤンバルの深き森と海より《増補新版》』(影書房)、『沖縄「戦後」ゼロ年』(日本放送出版協会)、『沖縄 地を読む 時を見る』(世織書房)ほか。
新聞や雑誌にエッセイ・評論などを発表。
〈共著〉:『沖縄と国家』(角川新書、辺見庸との共著)ほか。
ブログ「海鳴りの島から2」
(本書刊行時点)
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