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思想・社会科学・歴史研究



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内山秀夫内山秀夫遺稿集刊行委員会 編
いのちの民主主義を求めて
ISBN978-4-87714-456-2 C3031
2015年4月刊 A5判上製 520頁 \4200

15歳で敗戦を迎えた軍国少年は、ひとりの先輩により政治学への道を示され、<一身にして二生>の人生を歩み始める――。新聞・雑誌に掲載された文章を集め、人間が人間らしく生き得る条件を模索しつづけた内山の思考が辿れるように構成。戦後70年の節目の時、「内山政治学」を問う。年譜と詳細な著書目録を付す。



赤澤史朗・北河賢三・黒川みどり
戦後知識人と民衆観
ISBN978-4-87714-447-0 C1030
2014年6月刊 A5判並製 373頁 \3500

丸山眞男、鶴見俊輔、丸岡秀子、藤田省三ら戦後知識人は、民衆と如何に向き合い、距離を感じ、共感し、知識人として生成あるいは変転していったか。その過程と、それぞれの生涯を通した思想と役割を明らかにしつつ、同時代の他の知識人との比較考察を試みる論考9編。



加藤周一・ノーマフィールド・徐京植
教養の再生のために―危機の時代の想像力
ISBN4-87714-327-0 C0036
2005年2月刊 四六判並製170頁 \1700 [品切]

イラク戦争をはじめ、地球上から戦争が絶えず、シニシズムが蔓延し、知性や理性、人間性や道徳性といったものへの信頼が脅かされつづけている現代―この困難な時代を私たちはいかに生きるべきか。その生き方と「教養」とはどのような関係にあるのか。真の平和構築へむけた根底的な提言。



高橋哲哉
〈物語〉の廃墟から高橋哲哉対話・時評集1995-2004
ISBN4-87714-315-7 C0036
2004年4月刊 四六判上製345頁 \2800


戦争・戦後責任、靖国、憲法・教育基本法改悪問題等、90年代半ばから現在に至る日本社会の急激な変動をどう読むか。高橋順一/岩崎稔/大越愛子/川田龍平/ノーマ・フィールド/鵜飼哲/水島朝穂/三宅晶子各氏との対話に、17篇の時評を収録。



ジョン・ボッシー 浜林正夫・鏡ますみ・葛山初音
ジョルダーノ・ブルーノと大使館のミステリー
ISBN4-87714-261-4 C0022
2003年4月刊 A5判上製 484頁 \9500

異端思想として火刑となったルネサンス期イタリアの哲学者・詩人ブルーノの、ロンドンを舞台にしたスパイ活動を追跡しつつ、ヨーロッパ宗教戦争時の政治・精神史を浮彫りにした大著の翻訳。史・資料多数収録。


目取真俊・高橋哲哉・徐京植・三宅晶子・中西新太郎・須永陽子 対話集会実行委員会
    共 感 共 苦
〈コンパッション〉は可能か?歴史認識と教科書問題を考える
ISBN4-87714-295-9 C003
2002年11月刊 四六判上製250頁 \2200
[品切]

2001年夏に開かれた『〈コンパッション(共感共苦)〉は可能か?――歴史認識と教科書問題を考える対話集会』と題する集会の全記録。「つくる会」の教科書が内外の反発・批判にもかかわらず市販され、ベストセラーになるという日本社会の危機的状況をどのように考え、批判していくのか。戦争被害者をはじめとする〈他者〉と相互信頼の未来を築いていくためには何が必要なのか。集会以後に起きた《9・11》事件からアフガン空爆―イラク侵攻への動き、パレスチナへの軍事侵攻、米国の動きに追随した日本の有事法制・憲法改悪への動き、「心のノート」による子どもたちの国家管理―等々についての、集会発言者各氏による書下し論考も収録。さらに、市民や子どもたちの自己学習にと、生活者や専門家らの手によって精選され、独自の紹介文が付された344冊におよぶ“〈コンパッション〉を育むブックガイド”を併録したユニークな書。



石田 雄
権力状況の中の人間平和・記憶・民主主義
2001年7月刊 四六判334頁 \3500

人間の理想と現実の権力との関係、またナショナリズムや集合的記憶という現実分析に関わる論考をとおして、人間の尊厳がより尊重される新たな社会状況を作りだす主体のあるべき姿を追究する。



内海愛子・高橋哲哉・()京植(キョンシク)編著
石原都知事「三国人」発言の何が問題なのか
2000年6月刊 四六判286頁 ¥1800 [在庫僅少]

「三国人」発言によって露呈したものは、日本人マジョリティの中に根強く存在するアジアへの差別意識、過去への無反省であった。多彩な論者が様々なポジションから多角的に「発言」の問題性を論じ尽くす。資料多数収録。
執筆者:鵜飼哲/中西新太郎/駒込武/目取真俊/金石範/劉彩品/鄭暎惠/徐翠珍/愼蒼健/金子マーティン/梶村太一郎/コリン・コバヤシ/梓澤和幸/前田朗/吉成勝男/渡辺英俊/山田昭次/佐藤信行/永野武



安部博純
日本ファシズム論
1996年7月刊 A5判480頁 ¥8000

ファシズムの時代、日本はどのような国家体制で、軍部の状況はいかなるものだったのか。また、アジアに対してどのような膨張政策をとっていたのか。1945年8月15日へと驀進した戦前・戦中日本の動態を、学問の今日的達成を踏まえて追及。




石田友三
ヨコ社会の理論暮らしの思想とはなにか
1995年12月刊 四六判286頁 ¥2500

強力な現実のタテ社会のなかで、自由意志によってヨコ社会を担い形成する人びとがいる。著者長年の研鑽と体験に裏打ちされたユニークな提言。生協・市民運動等、人のつながりを重んじる方々へ贈る。




藤本 治
民衆連帯の思想
1993年11月刊 四六判416頁 ¥3800 [在庫僅少]

戦没学徒の手記『地のさざめごと』の著作権裁判の闘いなどを通して一貫して根源的な問題を提起しつづけた著者の日韓連帯、反差別、反天皇制等、民衆レベルでの真の連帯の在り方を探求した20年余の文章・発言を集大成する。




山本建郎 
新編
プラトン『国家論』考
1993年2月刊 四六判302頁 ¥3000

「本書はプラトンの主著『国家論』およびそれに関連する一連の作品を著者独自の視角からかなり自由に論評することをとおして、プラトンによって意識的に展開された哲学という特殊な知的営為の持つ意味を考える」著者はしがき




孫 栄 健 
言語のくびきアウトサイダーの思考回路
1992年6月刊 四六判262頁 ¥2800 [在庫僅少]

母国語という、人を安心させ優しくつつむ被膜が奪われた精神はどうなるのか。根こそぎにされた追放者の視点という、切実な視座から言語と存在の問題を追求した、エポック・メイキングな論文集。




太田昌国 
鏡としての異境
1987年4月刊 四六判296頁 ¥2000

われわれの意識に容易にはとどかぬ〈異世界〉としてのラテンアメリカ。しかしそこにはわれわれの文化の頽廃をうつ胎動が確かにある。視座の転換を迫るラテンアメリカ現代史研究の第一人者である著者の初の論文・批評集。




小倉利丸  
ネットワーク支配解体の戦略
1986年4月刊 A5判変型334頁 ¥2500

我々の一挙手一投足、その全てにからみつき、管理し、支配する〈情報〉の眼差し。それを、どう突破するか? ネットワーク・ファシズムをつき崩し、世界と我々自身を解読するコードの構築を試みる、現代情報資本主義の批判。




良知 力 
一八四八年の社会史ウィーンをめぐって
1986年2月刊 A5判変型224頁 ¥2200
 [品切]

革命の嵐が吹き荒れた1848年のウィーン。その担い手の民衆とは、「プロレタリア」とはどのような存在だったか。歴史の最下層への眼を常にもちつづけた歴史家・思想史家の真骨頂を示す社会史論集。



*品切 
  関 曠野  資本主義  1985年11月刊

*絶版 
  阿部謹也  中世の星の下で  1983年7月刊