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人権/差別






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ロバート・コンセダイン & ジョアナ・コンセダイン 著/中村聡子 訳/上村英明 解説 
私たちの歴史を癒すということ
――ワイタンギ条約の課題
ISBN978-4-87714-493-7 C0031
2022年11月刊 四六判 443頁 \3200

英国が1840年に先住民族マオリに結ばせた、ニュージーランドの植民地化の起点である「ワイタンギ条約」以後の歴史や、アイルランド、カナダ等の植民地化の歴史を整理し、マオリとパケハ(白人入植者)とに二極化された社会が、歴史を学び、「和解」し団結する社会へと歩みを進めるための「ワイタンギ条約ワークショップ」の実践を紹介。ニュージーランドのベストセラー。解説=上村英明「




仁藤夢乃 編著 
当たり前の日常を手に入れるために
――性搾取社会を生きる私たちの闘い
ISBN978-4-87714-492-0 C0036
2022年9月刊 四六 344頁 \2000

「行き場のない私に真っ先に声をかけてきたのは、買春者か性搾取業者でした」
貧困や虐待などで行き場を失い、性被害に遭うなどしながらも「自己責任」で生き抜こうとする若い女性たちとつながってきたColabo。女の子たちへのインタビューなどを通して、その核にある〈対等な関係性〉や〈当事者主体の活動〉について明らかにする。




(シン) 惠丰 (ヘボン) 
友だちを助けるための国際人権法入門
ISBN978-4-87714-486-9 C0032
2020年4月刊 A5判158頁 \1900

性暴力を受けた女性、奨学金ローンに苦しむ学生、国から制度的差別を受ける朝鮮学校の生徒、ヘイトスピーチに傷つく在日コリアン女性、難民申請中なのに入管施設に収容された外国人……あなたの周りにも理不尽な扱いを受けて困っている人はいませんか? 国際人権法を実践に役立てるための入門書。







(リャン) 英聖(ヨンソン)
日本型ヘイトスピーチとは何か
――社会を破壊するレイシズムの登場

ISBN978-4-87714-468-5 C0036
2016年12月刊 四六判並製314頁 \3000

日本社会でこれほどまでに醜悪で暴力的な排外主義が高まりを見せているのは何故なのか。近年の事象にとどまらず日本社会のレイシズムを歴史的にひも解くことで、「一部の変わった人たちのしていること」と矮小化できない、社会を破壊する危険性が見えてくる。






LAZAK(在日コリアン弁護士協会) 編/板垣竜太、木村草太 他著
ヘイトスピーチはどこまで規制できるか

ISBN978-4-87714-464-7 C0036
2016年8月刊 四六判並製204頁 \1700

今そこにあるヘイトスピーチ被害に対して、現行法はどこまで対処できるのか? 「表現の自由」を前に立ちすくむ議論を一歩でも前に進めようと企画されたシンポジウムの記録。歴史家・憲法学者・弁護士らによる熱く精緻な議論。「ヘイトスピーチ解消法」成立後に開かれた座談会も収録する。


()信恵(シネ)
#鶴橋安寧
―アンチ・ヘイト・クロニクル
ISBN978-4-87714-453-1 C0036
2015年1月刊 四六判並製262頁 \1700

ヘイトスピーチを撒き散らし底知れぬ憎悪をむき出しにする差別扇動者たち直接に応戦しつつ、カウンター活動に、京都朝鮮学校襲撃事件の裁判傍聴に、そして「在特会」会長等を訴える民事裁判提訴へと疾駆してきた著者の、およそ2年わたる活動記録に、家族や人、街にまつわる「在日の歴史」を重ね綴った稀有な書。




()(ジュン)(シク) 西村誠 編訳
自生への情熱―韓国の政治囚から人権運動家へ
1995年7月刊 四六判342頁 ¥2500 [在庫僅少・美本切れ]

17年間政治囚として韓国の獄に囚われ、出獄後も同地にとどまり、人権抑圧の現場で人権運動に変わらぬ熾烈さで献身する著者が、人間のあるべき姿を未来に向けて模索する思想と実践の報告。