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〈内外の中野重治研究の成果とシンポジウムの記録〉

中野重治の会

中野重治研究 第一輯


1997年9月12日発行
A5判 並製 237頁
定価 2500円+税
ISBN978-4-87714-246-9 C3395


●目次
●書評
●関連書



「中野重治の会」編集による『中野重治研究』第一輯。同会主宰の二つのシンポジウム「『甲乙丙丁』を読む」(1993年)と「『梨の花』」(1994年)の記録とともに、ミリアム・シルバーバーグ、丸山珪一、鶴見太郎、並木洋之、滿田郁夫、横手一彦、鰀目卯女各氏らの研究、論考、エッセイを収める。







◆『中野重治研究 第一輯』 目次 ◆

女西洋人からの断片のモンタージュ―中野重治と一しょに活動写真に行く
 ……ミリアム・シルバーバーグ(滿田郁夫 訳)

『和魂洋才の系譜』をめぐる「中野・平川論争」……丸山珪一

中野重治の郷土意識―中野重治と柳田国男……鶴見太郎

「転向」についての覚え書き……並木洋之

戀愛小説として(第七章)―『歌のわかれ』再論……滿田郁夫

研究ノート 父の不在と〈村の内〉―『梨の花』……横手一彦

中野重治だらだら話……鰀目卯女

中野重治・富士正晴往復書簡(一九五七年)

シムポジウム「『甲乙丙丁』を読む」(一九九三年)

シムポジウム『梨の花』(一九九四年)

編集中記

  *  *  *

A Montage of Fragments from a Woman Westerner
 ――Going to the Movies with Nakano Shigeharu―― 〔英文〕……Miriam Silverberg








書 評


(準備中)







◆関連書◆

 『中野重治・堀田善衞 往復書簡 1953-1979』 竹内栄美子・丸山珪一 編

戦後文学エッセイ選 全13巻

①花田清輝集/②長谷川四郎集/③埴谷雄高集/④竹内 好集/⑤武田泰淳集/⑥杉浦明平集/⑦富士正晴集/⑧木下順二集/⑨野間 宏集/⑩島尾敏雄集/⑪堀田善衞集/⑫上野英信集/⑬井上光晴集

 『「断念」の系譜――近代日本文学への一視覚』 太田哲男 著

 『プロレタリア文学の経験を読む――浮浪ニヒリズムの時代とその精神史』 武藤武美 著

 『夢ナキ季節ノ歌――近代日本文学における「浮遊」の諸相』 本堂 明 著

 『金子文子――自己・天皇制国家・朝鮮人』 山田昭次 著

 『難波大助・虎ノ門事件――愛を求めたテロリスト』 中原静子 著

 『治安維持法下に生きて――高沖陽造の証言』 太田哲男・高村宏・本村四郎・鷲山恭彦 編

 『〈日本の戦争〉と詩人たち』 石川逸子 著

 『あるB・C級戦犯の戦後史――ほんとうの戦争責任とは何か』 富永正三 著