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近代日本文学へのあるユニークな視点

太田哲男
「断念」の系譜
――近代日本文学への一視角


2014年5月刊
四六判上製 302頁
定価 2800円+税
ISBN978-4-87714-446-3 C0095

●目次
●書評
●関連書




本思想史研究者である著者が、<文学>と<思想史>の間を往還しつつ、石原吉郎の精神世界に深く関わるとともに近代日本文学をも規定する「断念」という言葉を基調に、漱石、荷風、有島、賢治、高杉一郎、大江健三郎、大西巨人、宮崎駿、桐野夏生らの諸作品を論じる。
近代から現代にいたる「<文学>に描かれた人びとの姿、生き方・感じ方に共鳴したり反発したりしながらも、社会の変動を、人間生活の移りゆきを、観察したい」(まえがき)との思いで書き継いできた異色の論文・エッセイを集成。

〈著者略歴〉
太田哲男
(おおた・てつお)
1949年、静岡県生まれ。
東京教育大学大学院文学研究科修士課程(倫理学専攻)修了。
同博士課程中退。桜美林大学教授(日本思想史)。博士(学術)。
著書に、『大正デモクラシーの思想水脈』(同時代社、1987)
『レイチェル=カーソン』(1997)
『ハンナ=アーレント』(以上、清水書院、2001)
『若き高杉一郎 改造社の時代』(未來社、2008)
『清水安三と中国』(花伝社、2011)ほか。
高杉一郎『あたたかい人』(みすず書房、2009)などを編集。

(本書刊行時点)






◆『「断念」の系譜―近代日本文学への一視角目次


まえがき
  I
漱石作品にみる「家族」と「姦通」
「運命の女」
―『三四郎』と『草枕』
『腕くらべ』の世界
―荷風と東京
付・『断腸亭日乗』と「紀元節
有島武郎とキリスト教
災害史のなかの宮澤賢治
―その詩と『グスコーブドリの伝記』
叙事詩としての『夜明け前』
  II
大江健三郎初期作品における「自然」
大西巨人『神聖喜劇』をめぐって
―東堂太郎の記憶力と反戦の論理
宮崎駿アニメと環境問題
桐野夏生『OUT』における「生と死」
  III
『若き高杉一郎』その後
付・『文藝』編輯主任・高杉一郎
石原吉郎覚え書き
  *
あとがき
初出一覧









書 評




●「ピューリタニズム研究」第9号(日本ピューリタニズム学会、2015年3月)

評者:村松 晋(聖学院大学教授/近代日本思想史・精神史)



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◆関連書◆

 『夢ナキ季節ノ歌――近代日本文学における「浮遊」の諸相』 本堂 明 著

 『プロレタリア文学の経験を読む――浮浪ニヒリズムの時代とその精神史』 武藤武美 著

 『藤田省三小論集 戦後精神の経験T 1954-1975』 飯田泰三・宮村治雄 編

 『藤田省三小論集 戦後精神の経験U 1975-1995』 飯田泰三・宮村治雄 編

No image  『宮澤賢治―遠くからの知恵』 簾内敬司 編