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戯曲/演劇関連書

宮岸泰治の本
広渡常敏の本




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李康白戯曲集 秋山順子訳
ホモセパラトス
ISBN978-4-87714-432-6 C0074
2013年3月刊 四六判上製190頁 \2000

分断状況、そこに起因する人間の悲喜劇を普遍的なスケールで描く、韓国を代表する劇作家の傑作戯曲集・第2弾! 代表作3篇を収録する。収録作品:「野原にて」 「ホモセパラトス(分け隔てられた人々)」 「プゴテガリ(干し鱈の頭)」



関きよし・吉田一
木下順二・戦後の出発
ISBN978-4-87714-416-6 C0074
2011年8月刊 四六判上製254頁 \2500

戦後演劇の暁鐘を告げた木下順二の劇作 『山脈(やまなみ)』 『暗い火花』 『蛙昇天』 の三作品を通して、作家が果たした芸術的・思想的業績の全体像に迫る。演出家と批評家の共同研究。



桜井郁子
チェーホフ、チェーホフ!
ISBN978-4-87714-413-5 C0074
2011年3月刊 四六判上製270頁 \2500

チェーホフと多くの女性、知人、友人たちとの関わりを豊富な資料で探索し、その人間像に迫るとともに、主要劇作に関する論考を集成。現代ロシア演劇に精通する著者がチェーホフ作品を鑑賞する楽しさを解き明かす。口絵写真8ページ・17葉、本文写真34葉収載。




津上 忠
作家談義
ISBN978-4-87714-412-8 C0074
2010年12月刊 四六判並製320頁 \2000

1952年以来、前進座の座付作者・演出家、そして座友としてかずかずの舞台創造にかかわった著者が交流した、現代日本の文学・演劇界を代表する作家たち――室生犀星、谷崎潤一郎、大佛次郎、久保栄、井上ひさし等――をめぐる回想、及び戦時下・敗戦直後の激動する時代の自伝的証言・エッセイ等を収録。





久保 栄
新劇の書
ISBN978-4-87714-404-3 C0074
2010年5月刊 四六判並製299頁 \2500

戦前・戦中の困難な時代に抗しつつ、『火山灰地』『夜明け前』などの舞台をとおして新劇運動の先端を切り開き、獄中にあっても非転向を貫いた久保栄の不屈の芸術的・理論的水準を示す記念碑的な演劇・演出論、および獄中日記を収録する。戦前の新劇の再評価のために。



久保 栄
小山内薫
ISBN978-4-87714-401-2 C0074
2009年12月刊 四六判並製227頁 \2000

日本新劇の先駆者・小山内薫の業績とその苦闘の軌跡。戦時下、ひそかに書きつがれ敗戦直後に完成した幻の名著復刻。「なにはともあれ、巨星墜つの印象を世人に与へた。彼の死について、実に多くの人々がそれぞれ感ずるところ、想ふところを活字にした。彼の接触面のひろさ、風貌の鮮やかさを物語るものであるが、真の彼の事業を理解し、その功績を正しく伝へる文章は久保栄著『小山内薫』を除いてはあまり多く発表されていない。」――岸田國士「先駆者小山内薫」より



久保 栄
五稜郭血書
ISBN978-4-87714-397-8 C0074
2009年6月刊 四六判並製240頁 \2000

榎本武揚らが叛旗をひるがえした、いわゆる“箱館戦争”とは何だったのか。どのような政治的・経済的要因がからまり、どういう権力と権力がぶつかりあい、一体誰が犠牲になったのか。現在の支配体制の礎となった官賊の戦いの本質を描ききった歴史劇の古典的名作。



久保 栄
日本の気象
ISBN978-4-87714-383-1 C0074
2008年3月刊 四六判並製208頁 \2000

敗戦直後から朝鮮戦争勃発にかけての激動する時代を背景に、“気象台”を拠点とする科学者たちの苦悩と挫折と新たな道への模索を感動深く描ききった、久保栄の戦後を代表する名作。劇団民藝初演・東京演劇アンサンブル再演。名戯曲復刊。



吉田 一
木下順二・その劇的世界
ISBN978-4-87714-380-0 C0074
2008年2月刊 四六判312頁 \3000

大きな遺産として委ねられた木下順二の仕事を、私たちはどう生かすのか。運命に対峙して歴史の狭間を生きる人間のあり様を描き続けた劇作家への深い思いを綴りつつ、『東の国にて』『暗い火花』等を取上げその作品世界を読み解く。
目次:第一の章  一九五九年『東の国にて』の舞台に思ったこと/第二の章  『暗い火花』における「実験」/第三の章  木下ドラマの「女性像」/第四の章  小説『無限軌道』のドラマ/第五の章  『夏・南方のローマンス』の改稿について



久保 栄
久保栄 演技論講義
ISBN978-4-87714-374-9 C0074
2007年12月刊 四六判並製232頁 \2000

演劇とは何か――俳優・演劇人必読の古典的名著、待望の復刻!
久野収氏―「『世界は舞台、人間は役者』(シェークスピア)であってみれば、日本の政治や舞台を三流芝居にしてしまう演技力の不足を反省するためにも、本書は芝居以外の多くの人々にこそ読まれるに価するのではなかろうか」。名著、待望の復刻!




李康白(イ ガンペク) 秋山順子
李康白戯曲集 ユートピアを飲んで眠る
ISBN4-87714-329-7 C0074
2005年5月刊 四六判上製235頁 \2000

現代韓国の演劇界を代表するのみならず海外でも高く評価される劇作家の日本初邦訳の戯曲選集。翻訳の仕事に没頭する男は、自分の仕事を邪魔する妻や赤ん坊に「ユートピア」という名の睡眠薬を飲ませては眠らせていた……現代人の利己的な姿を独自のユーモアを交えつつ映し出す表題作のほか、「七山里」、「寧越行日記」を収録。現代社会の矛盾、時代を貫く人間愛を卓抜なドラマトゥルギーで描いた傑作戯曲選集。


高橋正圀
高橋正圀戯曲集 遺産らぷそでぃ
ISBN4-87714-296-7 C007
2002年12月刊 四六判上製318頁 \2000

父の急死で浮上した遺産相続の問題に揺れる一農家と農村の抱える問題をユーモアたっぷりに描き出し、青年劇場の全国巡演で笑いと感動の渦を巻き起こした表題作『遺産らぷそでぃ』の他、『愛が聞こえます』、『菜の花らぷそでぃ』の3篇を収録する。





桜井郁子
わが愛のロシア演劇
ISBN4-87714-292-4 C007
2002年10月刊 四六判上製309頁 \2800

スターリン政権、ペレストロイカ、連邦崩壊――激動の時代を演劇を通して人間の自由と愛と希望を表現し続けた作家・演出家・俳優たち。その苦難と創造の現場に30数年にわたって親しく立ち会った著者の、ロシア演劇に寄せる心からの愛のメッセージ。写真104葉を収録する。




武井昭夫
演劇の弁証法―ドラマの思想と思想のドラマ
ISBN4-87714-284-3 C007
2002年1月刊 四六判上製413頁 \2800


1970年代初頭までの戦後新劇運動における可能性と、その困難・衰退を舞台をとおして見据えつつ、新たな再生・発展を希求した画期的な演劇批評集成。付=戦中・戦後新劇運動略年表



土方與志
なすの夜ばなし
1998年6月刊 四六判270頁 \2500

日本敗戦とともに自由の身となった土方與志が、那須野に心身を休めつつ亡命中の諸外国での舞台経験、戦争で犠牲となった演劇の僚友たちの思い出、新しい戦後の新劇の構想などをつづったエッセイと自伝を収録。解説=菅井幸雄




高岩 震
ブレヒトの芝居小屋―東京演劇アンサンブル1987~1994
1994年6月刊 B5判116頁 \4000

ブレヒト、チェーホフ、宮澤賢治、岸田国士などの作品で戦後演劇運動の先端を歩みつづける劇団の舞台づくりに密着し、その劇的世界を斬新に記録した写真集。東京演劇アンサンブル創立40周年記念出版。




内田礼子
一女優の歩み―井上正夫・村山知義・薄田研二の時代 [在庫僅少]
1993年3月刊 四六判232頁 \1800

大正デモクラシーの豊かな土につちかわれた夢多い一女学生が、新劇女優への志を戦火を超えて燃やしつづけた愛と命の半自叙伝。 尾崎宏次氏推薦=「新劇」の壁にはられた証言のひとつ。




津上 忠
津上忠戯曲選 炎城秘録
1990年1月刊 四六判336頁 \2500

炎城秘録(松浦法印鎮信と小麦の方)維新の花咲く影に(おのうと高杉晋作)出雲の阿国(原作=有吉佐和子)揺藍の歌(シーボルトいねと二宮敬作)海をみる女(お龍後日譚)の代表的歴史劇5篇を収録する。巻頭口絵=各舞台写真。




尾崎宏次
蝶蘭の花が咲いたよ―演劇ジャーナリストの回想 [在庫僅少]
1988年8月刊 A5判変型280頁 \2500

1945年の敗戦を境にしての戦中と戦後の「ふたつの時代」を、日本の新劇にかかわった人々はどのように生きたか。激動する時代のさまざまな局面に立ち会った著者の証言と批評。「文学」連載。




米倉斉加年
道化口上
1985年6月刊 四六判変型208頁 \1500

故郷をあとに三十年。舞台に、TVに、絵に、独特の世界を切り開いた著者の初の半生記。ふるさとのことや貧しさを分かちあった妻・友のこと、そして宇野重吉師や舞台のエピソード等50の掌篇に50葉の絵を色刷りでそえた珠玉の文集。




E・ベントリー 小池美佐子
ハリウッドの反逆―あなたは今、あるいはかつて
1985年6月刊 四六判174頁 \1500

1947年秋、アメリカ下院非米活動委員会による赤狩りがハリウッドを襲った。マッカーシズムの嵐の中での17人の実際の証言を再構成し、人間の尊厳と堕落を描いた傑作記録演劇。劇団民藝上演作。






[宮岸泰治の本]

宮岸泰治
女優 山本安英
ISBN4-87714-360-2 C0074
2006年9月刊 四六判上製320頁 \3800

「夕鶴」のつう、「沖縄」の秀、「子午線の祀り」の影身など、木下順二作品の重要な役を演じきり、惜しまれつつ一九九三年に没した山本安英。新劇界に大きな足跡を残した女優の姿を舞台の内と外から論じる。舞台演劇を通じて日本の近代の矛盾を追究した続けた演劇評論家の遺著。「この本あるかぎり、山本安英は永遠に生き続けるに違いない。」(渡辺保氏)



宮岸泰治
転向とドラマトゥルギー―1930年代の劇作家たち
ISBN4-87714-304-1 C0074
2003年6月刊 四六判上製208頁 \2200

新劇が最も新劇らしく輝いていた時代に活躍した代表的な劇作家たちは、その劇作の基本としてのドラマトゥルギーを、吹き荒れる転向問題に直面しつつどこまで必然性をもって考え抜いたか。現実軸と歴史軸が交叉する時代を現代に改めて問う。




宮岸泰治
ドラマが見える時 [品切]
1992年1月刊 四六判227頁 \1800

中国の崑劇から木下順二『夕鶴』『子午線の祀り』等、作者・舞台の人々・観客によって築かれる明日の演劇の可能性を多角的に追究した16篇を収める評論集。『ドラマと歴史の対話』姉妹篇。




宮岸泰治
ドラマと歴史の対話 [品切]
1985年6月刊 A5判変型194頁 \2000

ドラマと歴史と自己否定と―日本近代の歴史の網にからめとられながら、劇作家たちはどのように作品世界で時代を切り開いたか。村山知義・久保栄・三好十郎・木下順二等の代表的歴史劇を通して演劇の新たな地平を見すえる。








[広渡常敏の本]
広渡常敏
青春無頼
ISBN4-87714-361-0 C0074
2006年12月刊 四六判上製140頁 \1800

劇団「東京演劇アンサンブル」を拠点に、戦後演劇の真っ只中を駆け抜けながら常に演劇に革新をもたらしてきた気鋭の演出家の、若き熱き日の肖像。2006年9月に惜しまれつつ世を去った劇作家であり演出家の遺著。



広渡常敏
広渡常敏戯曲集 ヒロシマの夜打つ太鼓
ISBN4-87714-322-X C0074
2005年11月刊 四六判上製224頁 \2000

東京演劇アンサンブルを拠点に、たえず新しい創造的空間を求めて苦闘する演出家の代表的戯曲集。憲法の改悪や歴史教科書のあり方が取りざたされる今日のヒロシマを舞台に、迷いながらも懸命に自らの生き方を模索する若者たちを描く表題作のほか、「蜃気楼の見える町」「音楽劇 消えた海賊」を収録。



広渡常敏
ナイーヴな世界へ―ブレヒトの芝居小屋 稽古場の手帖
ISBN4-87714-302-5 C0074
2003年5月刊 四六判上製320頁 \2500

スタニスラフスキー、ブレヒトを学び、劇団三期会を経て東京演劇アンサンブルの演出家として苦闘を重ねて半世紀。マイノリティーの立場を堅持しながら演劇の核心を模索してきた演出家が折々の文章で綴る「ナイーヴ巡礼」の軌跡。



【関連書】

高岩 震
写真・著
ブレヒトの芝居小屋―東京演劇アンサンブル1987~1994
1994年6月刊 B5判116頁 \4000

ブレヒト、チェーホフ、宮澤賢治、岸田国士などの作品で戦後演劇運動の先端を歩みつづける劇団の舞台づくりに密着し、その劇的世界を斬新に記録した写真集。東京演劇アンサンブル創立40周年記念出版。





 *品切
  木下順二 ドラマに見る運命 1984年3月刊
  村井志摩子 
広島の女・八月六日 1992年8月刊