(カバー画も著者)
人間味あふれる珠玉の文集

米倉斉加年
道化口上

在庫僅少

1985年8月刊
四六判変形 上製208頁
定価 1500円+税
ISBN978-4-87714-011-3 C0074



●目次
●書評




郷をあとに30年。舞台に、TVに、そして絵筆をもっても独特の世界を切り開いた著者の初の半生記。ふるさとのことや貧しさを分かちあった妻・友のこと、そして宇野重吉師や舞台のエピソード等50の掌篇に50葉の絵を色刷りでそえた、人間性あふれる珠玉の画文集。



〈著者略歴〉

米倉斉加年(よねくら・まさかね)

1934年7月10日生まれ。福岡市出身。
1957年、劇団民藝の演劇研究所に入り、その後俳優や演出家として舞台、映画、テレビ等で活躍。






◆『道化口上』 目次◆

ふるさと
 親の墓
 慶応ガール
 渋民村
 博多ッ子
 鰤雑煮・丸餅・提灯
 

らくがき

 天才と凡夫
 キャンバスは大地
 戦争と教師
 愛馬展覧会

幕間①

 三十億円くれる話

上京あとさき
 キリン
 学生演劇
 旅立ち
 たった一人の客
 高円寺時代は暗かった
 結婚と民藝受験

幕間②
 ナマリ考

たかが役者
 ゴドーを待ちながら
 「おやすみなさい」
 役者は元始観客だった
 商業演劇
 合掌・越路吹雪さん
 
幕間③
 娘とマフラー

カメラの前で
 セイドンカカワラズ
 バス通り裏
 テレビと同じ
 師の最初のダメ
 
幕間④
 人の情

旅の空
 沖縄の市場
 黒い鳩
 面長組合
 故郷の味

異国の空
 冬のヴェニス
 フィレンツェの朝
 インディアンのかまど

子育て人生
 幻の白い馬
 風呂屋と質屋
 保育園
 娘の抵抗
 血の距離

梅林新市先生
 信じられる先生
 沈黙の意味

宇野重吉先生
 「カア」と鳴け
 はじめてのダメ
 思えば出る

雑談まじり
 男の沽券
 当節高校生気質
 マぬけの話
 友人・崔玉石
 恥をかきかき絵馬を描く









































※本書収録の作品より







書 評


(準備中)