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戦争・ファシズム/近現代史






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金子マーティン
ロマ 「ジプシー」と呼ばないで

ISBN978-4-87714-465-4 C0036
2016年9月刊 四六判上製252頁 \2100

ナチスによる大量虐殺、戦後も続いた迫害・差別と貧困のなか、あたりまえの人権を求めて立ち上がった、「ジプシー」の蔑称で呼ばれたロマ民族のほんとうの姿とは。著者と交流のある世界各地に生きるロマ一人ひとりの人生に光を当てつつ、民族のルーツから近年のロマに対するヘイトクライム頻発化による「再難民化」まで、その歴史的背景と現在の問題を追う入門書。



山田昭次
全国戦没者追悼式批判
―軍事大国化への布石と遺族の苦悩
ISBN978-4-87714-444-9 C0036
2014年3月刊 四六判上製238頁 \2600

毎年8月15日に開催される全国戦没者追悼式。そこでは、国から謝罪の言葉は聞かれず、国が起こした戦争で肉親を奪われた人々の怒りや憤りは抑圧され、回収されてゆく――「靖国」の傍らで、アジア・太平洋戦争日本人戦死者を「殉国者」として顕彰する式典が連綿と続いてきた意味とは何か。歴代首相による「式辞」や戦死者遺族の手記等を読み解きつつ、政府の意図を検証する。



富永正三
あるB・C級戦犯の戦後史
―ほんとうの戦争責任とは何か
ISBN978-4-87714-407-4 C0036
2010年8月刊 四六判上製272頁 \2000

「上からの命令だったとはいえ、人間として間違った行為をした―」
中国侵略戦争に従軍した著者が、中国で六年間を戦犯として過ごす中、自己との長く苦しい格闘の末に辿りついた戦争責任論、思想の軌跡とは何か。日本人に欠落する侵略者としての責任とは何か。1977年初版(水曜社刊)に新たに解題2篇を付した増補版。


星野芳郎
戦争と青春―「きけ わだつみのこえ」の悲劇とは何か
ISBN4-87714-352-1 C0036
2006年7月刊 四六判並製278頁 \2400

侵略戦争に加担した動員学徒兵たちの死はどのような意味を持ったのか。彼らの手記を厳しく問いながら独自に読み込み、みずからの当時の日記も公開しつつ、その悲劇の本質を明らかにする。“わだつみ世代”の著者が戦後日本の欺瞞性を問う。



ミヒャエル・デーゲン  小松はるの・小松博 訳
みんなが殺人者ではなかった
 ―戦時下ベルリン・ユダヤ人母子を救った人々
ISBN4-87714-345-9 C0098
2005年12月刊 四六判並製368頁 \2400

ベルリーナ・アンサンブルの著名な俳優だった著者の少年時代の回想記。ナチズム下のベルリンで、ユダヤ人の「ぼく」と母親は連合軍の爆撃やユダヤ人狩りを逃れて地下に潜り、奇跡的に生きのびる。それを可能にしたのは、時には自らの命を犠牲にしてまで彼らを救おうとした勇気ある人々――ナチ親衛隊員や共産主義者、アウシュヴィッツへの列車機関士ら――の人間としての良心だった。ドイツでベストセラーとなり映画化もされた感動的手記の完訳。

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金田茉莉
東京大空襲と戦争孤児―隠蔽された真実を追って
ISBN4-87714-293-2 C0036
2002年10月刊 四六判上製330頁 \2200


東京大空襲の悲惨な実態や空襲で保護者を失った子どもたちの想像を絶する苦難の道のりを、多くの資料や貴重な証言をもとに再現。自らも戦争孤児である著者が、犠牲となった無辜の民衆への政府の無策・無責任ぶりを痛烈に批判する。



安部博純
日本ファシズム論
1996年7月刊 A5判上製 480頁 ¥8000

ファシズムの時代、日本はどのような国家体制で、軍部の状況はいかなるものだったのか。また、アジアに対してどのような膨張政策をとっていたのか。1945年8月15日へと驀進した戦前・戦中日本の動態を、学問の今日的達成を踏まえて追及。




A・レビン著 A・ポロンスキー編 滝川義人 訳
涙の杯 ―ワルシャワ・ゲットーの日記
1993年2月刊 四六判450頁 ¥3500  [在庫僅少・美本切れ]

ナチス・ドイツによるユダヤ民族の組織的・徹底的抹殺=ホロコースト―死の収容所に送られ殺された一人のユダヤ知識人が圧倒的な恐怖のなかで理性をたのみ、事実を克明に綴った全人類への血の証言。


平岡 敬
無援の海峡―ヒロシマの声、被爆朝鮮人の声
ISBN978-4-87714-003-8 C0036
1983年12月刊 A5変形判上製308頁 \2000

被爆地には多くの朝鮮人たちが居住していた。しかし戦後、彼ら・彼女らに救援の手が差し伸べれられることはほとんどなかった。著者はそんな彼ら、彼女らの声をたんねんに記録。そして、日本国家の、日本人の加害の歴史に対する責任感の欠落を厳しく告発し、国家を超克する平和と人権の思想を追求する。元広島市長、新聞記者時代の渾身のルポ。