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閉塞状況を突き破る新たな地域づくりの実践例

生活クラブ連合会「生活と自治」編集委員会 編著


ルポ 一緒生きてく地域をつくる。


2015年9月刊
四六判並製214頁
定価 1500円+税
ISBN978-4-87714-460-9 C0036


●目次
●書評
●関連書



日本大震災、原発事故の被災地から立ち上がる人びと。風力、太陽光、小水力など自然エネルギー利用で地域を興す人びと。地元の農業や林業・漁業を再生させることで地域の環境と経済を守ろうとする人びと……。放射能汚染、過疎、高齢化、孤立化など様ざまな困難や社会状況を乗りこえつつ、地域でつながり新しいコミュニティーで助けあい学びあい、従来にはなかったアイデアで地域経済・社会をきりひらく人びとによる実践例。「生活と自治」(生活クラブ連合会発行)連載の「新潮流 にんげん模様」等から厳選したルポルタージュ32編。
【本文より抜粋】
「モノをもらうばかりでなく、自分たちで働きたい」(福島市/かーちゃんの力・プロジェクト協議会)
 
「編み物を通じて新たに人とつながる決意をした」(岩手県宮古市/愛編む宮古)
「痛みを負ったからこそ決してマイナスに終わらせず、可能性を発信し続けていこう」(宮城県丸森町/そのつ森)
 
「一緒に生きていて良かったという日をたくさんつくりましょう」(宮城県女川町/うみねこハウス)
「食べ物と同じように電気も選べればいいのに」(北海道浜頓別町/グリーンファンド)
 「ここまで再生可能エネルギーの導入が進んだのは、地域資源を徹底的に生かす、共生と循環の考え方によります」(高知県梼原町/再生可能エネ自給100%をめざすまち)
「今度は俺らが森をつくり、100年後の未来に恩を送る番」(岩手県大槌町/吉里吉里国)
 「若者が安心して定住できるように、仕事と収入と住居の3点セットを用意」(長野県根羽村/根羽村森林組合)
「資源と環境を次世代につなぐことが一番、その次に自分らの暮らしがある。金から入ったら何もできん」(三重県桑名市/赤須賀漁業協同組合)
 ●「地域のものを積極的に食べる流通をつくれば、商品にならないような農作物もお金にできるし農家の助けにもなります」(熊本県南阿蘇村/南阿蘇の農と自然を守る人びと)
「お金を介さずに何かを日常の暮らしのなかから学べる場を」(熊本市/地域交流サロン「ばあちゃんち」)
 「子どもと親が一対一ではなく、共有空間で育てている感じ」(東京都世田谷区/きぬたま あそび村)
「出発点は、外部資本への抵抗」「自分たちのことは自分たちでやろうという精神が基本にあります」(沖縄県国頭村/奥共同店)
 ●
「このガソリンスタンドは村の福祉事業の一環」(長野県泰阜村/地域を守り在宅福祉を支える人びと)



〈著者紹介〉

【執筆】
市川はるみ 
いちかわ はるみ
1964年生まれ。京都府出身。共著:『新・買ってはいけない5』(金曜日)
上垣喜寛 
うえがき よしひろ
1983年生まれ。埼玉県出身。共著:『震災以降』(三一書房)
樫田秀樹 
かしだ ひでき
1959年生まれ。北海道出身。著書:『悪夢の超特急 リニア中央新幹線』(旬報社)他
佐藤由美 
さとう ゆみ
1961年生まれ。山形県出身。共書:『持続可能なまちは小さく、美しい』(学芸出版社)他
瀬戸義章 
せと よしあき
1983年生まれ。神奈川県出身。著書:『「ゴミ」を知れば経済がわかる』(PHP研究所)
高田沙織
 たかだ さおり
1987年生まれ。神奈川県出身。
瀧井宏臣
 たきい ひろおみ
1958年生まれ。東京都出身。著書:『ダントツ技術』(祥伝社新書)他。
田辺樹実 
たなべ たつき
1951年生まれ。山口県出身。元生活クラブ連合会職員。社会福祉法人「風の村」常勤顧問。
高橋宏子
 たかはし ひろこ
1967年生まれ。福岡県出身。元「生活と自治」編集担当職員。
宮下 睦
 みやした むつみ
1961年生まれ。群馬県出身。「生活と自治」編集担当職員。
山田 衛
 やまだ まもる
1961年生まれ。静岡県出身。「生活と自治」編集担当職員。

【写真】
大串祥子
 おおぐし しょうこ
佐賀県出身。
尾崎三朗
 おざき さぶろう
1958年生まれ。東京都出身。
越智貴雄
 おち たかお
1979年生まれ。大阪府出身。
タカオカ邦彦
 たかおか くにひこ
1955年生まれ。滋賀県出身。
田嶋雅巳
 たじま まさみ
1953年生まれ。愛知県出身。
永野佳世
 ながの かよ
1970年生まれ。静岡県出身。
丸橋ユキ
 まるはし ゆき
1976年生まれ。東京都出身。
御堂義乘
 みどう よしのり
1955年生まれ。大分出身。
長谷川健郎
 はせがわ けんろう
1950年生まれ。福岡県出身。




◆『ルポ 一緒に生きてく地域をつくる。』 目次◆

はじめに

1 立ち上がる被災地

復興は地域の自立から/福島県二本松市▼ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会
前に進み続ける「かーちゃん」たち/福島市▼かーちゃんの力・プロジェクト協議会
子どもたちのために踏み出す一歩/岩手県大船渡市▼赤崎小学校を支える地域の人びと
毛糸で紡いだ愛を編む/岩手県宮古市▼愛編む宮古
浪江で〝生きた証し〟を残したい/山形県長井市▼鈴木酒造店 長井蔵
筆甫に生きる/宮城県丸森町▼そのつ森
たとえ田畑やられても、海は「食」の宝庫なり/宮城県石巻市▼民宿のんびり村
布ぞうりに託した希望/宮城県女川町▼コミュニティスペースうみねこ
原発事故後に直売所/福島県三春町▼直売所「えすぺり」
いわきの「海」を伝えたい/福島県いわき市▼いわき海洋調べ隊うみラボ
ふるさとを一面の花畑に/福島県浪江町、南相馬市▼サラダ農園

2 エネルギー自給で地域を興す
みんなの力で電気を/北海道浜頓別町、京都市▼グリーンファンド
自然エネルギーはだれのものか/岩手県葛巻町▼クリーンエネルギーのまち
住民が進めるエネルギー自治/高知県梼原町▼再生可能エネ自給100%をめざすまち
岐路に立つ太陽光発電/徳島県▼徳島地域エネルギー

3 農・林・漁業の再生で地域と環境を守る
ひたすら「過疎地」で40年/島根県浜田市▼やさか共同農場
「復活の森づくり」 百年先への恩送り/岩手県大槌町町▼吉里吉里国
若者による林業・地域の再生を/長野県根羽村▼根羽村森林組合
海の恵みを子や孫へ/三重県桑名市▼赤須賀漁業協同組合
目指すは「食」の域内循環/神奈川県小田原市▼あしがら農の会
農ある風景を次世代に/熊本県南阿蘇村▼南阿蘇の農と自然を守る人びと

4 地域で育て! 子どもも大人も
笑顔が生まれる「ばあちゃんち」/熊本市▼地域交流サロン「ばあちゃんち」
元ホームレスと子どもたち/福岡県北九州市▼生笑一座
みんなで親子交流/千葉市▼おやこカフェ幕張
地域が育てる「自由」な遊び場/東京都世田谷区▼きぬたま あそび村

5 暮らしを支え合う地域コミュニティー
店が育むコミュニティーの自治/沖縄県国頭村▼奥共同店、与那共同店
〝問題解決〟の専門店街へ/和歌山市▼みその商店街
唯一のガソリンスタンド守り、在宅福祉も推進/長野県泰阜村▼地域を守り在宅福祉を支える人びと
みんなで支える近所の畑/千葉県我孫子市、柏市▼わが家のやおやさん 風の色
なぜ、住まいをシェアするのか?/東京・渋谷▼シェアハウス
コメづくりを支える水路を守れ/福島県喜多方市▼本木・早稲谷 堰と里山を守る会
「種」を未来につなぐ/東京・吉祥寺▼旅する八百屋 warmerwarmer

あとがき








書 評




●「高知新聞」(2015年9月26日)より





●「出版ニュース」(2015年11月下旬号)より









◆関連書◆


 『雪を耕す―フクシマを生きる』 五十嵐進 著

 『選挙を盛り上げろ!』
 岩上安身、竹村英明、バブリーナ、石野雅之、西村直矢、斉藤真里子、
 水口和恵、林 大介、中村 健 著

 『脱原発で住みたいまちをつくる宣言 首長篇』
 井戸川克隆、村上達也、桜井勝延、根本良一、笹口孝明、保坂展人、上原公子、
 西原茂樹、三上 元、曽我逸郎、澤山保太郎 著


 『ガリ切りの記―生活記録運動と四日市公害』 澤井余志郎 著

 『市民電力会社をつくろう!』 小坂正則 著

 『六ヶ所村 ふるさとを吹く風』 菊川慶子 著