有事法制の成立とイラクへの自衛隊派遣。戦後の平和憲法体制を根底から破壊する「武力信仰」を徹底批判。憲法第九条の理念を核とした「実践的」評論集。「自分自身を武力信仰から解放しながら、武力信仰の極にある米国政府に対して、理性の回復を!」と呼びかける。姉妹編の前著『物語 日本国憲法第九条』の「実践」編。
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〈著者略歴〉
伊藤 成彦(いとう・なりひこ)
1931年、石川県金沢市生まれ。
東京大学文学部ドイツ文学科卒業、同大学院で国際関係論、社会運動・思想史専攻。中央大学名誉教授。文芸評論家。ローザ・ルクセンブルク国際協会代表(
著書:物語 日本国憲法第九条』(影書房)、『「近代文学派」論』(八木書店)、『共苦する想像力』、『戦後文学を読む』(ともに論創社)、『反核メッセージ』(連合出版)、『闇に育つ光』(谷沢書房)、『軍隊のない世界へ』、『ローザ・ルクセンブルクの世界』、『軍隊で平和は築けるか』(いずれも社会評論社)、『時評としての文学』、『闇を拓く光』、『パレスチナに公平な平和を!』(ともに御茶の水書房) 他。
訳書:ローザ・ルクセンブルク『ロシア革命論』(論創社)、ローザ・ルクセンブルク『ヨギヘスへの手紙』(共訳、河出書房新社)、パウル・フレーリヒ『ローザ・ルクセンブルク』(御茶の水書房) 他
(本書刊行時点)
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