動物園の赤んぼザル・ピッキィと友だちになったぼくは、空想のジャングルで自由に遊び、ついにはピッキィを囲いから逃がす。
著者が児童文学者として第一歩を記した表題傑作他13篇を収録。
巻末に小宮山量平、さねとうあきら、深海秀俊ら6氏の作家・作品論を付す。選集全3巻完結。
子どもたちに想像力のつばさを。
|
|
〈著者紹介〉
富盛菊枝(とみもり・きくえ)
児童文学作家。日本文藝家協会会員。日本女子大学家政学部児童学科卒。
著書:『ぼくのジャングル』(1965年,理論社)
『鉄の街のロビンソン』(1971年,あかね書房)
『子どものころ戦争があった』(共著,1974年,あかね書房)
『わたしの娘時代』(編著,1974年,童心社)
『いたどり谷にきえたふたり』(1985年,太平出版社)
『おやおやべんとうくまべんとう』(1986年,ポプラ社)
『さまざまな戦後 第1集』(共著,1995年,日本経済評論社)
『51年目のあたらしい憲法のはなし』(共著,1997年,洋々社)
『金子みすゞ花と海と空の詩』(共著,2003年,勉誠出版)
『知里幸恵『アイヌ神謡集』への道』(共著,2003年,東京書籍)
『子どもの時のなかへ』(2004年,影書房)
『故郷の川を遡る鮭の背に』(2013年,影書房) 他
|
|