英語はどのように世界を席捲してきたのか。その歴史を広く辿り、イギリス英語がアメリカ英語にとって代わられる現状を問いながら、人間にとって言語とは何か、日本人にとって英語とは何か、様々に思考をめぐらしつつ、日本でも導入の進む英語教育への警鐘を鳴らす。パリ在住で国際的に活躍する欧州特許・商標弁護士である著者らによる体験的言語文化論。
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〈著者略歴〉
ジュヌヴィエーヴ(ピュス)・エルヌフ (Genevieve ERNOUF)
トゥール大学、医学・薬学部および理学部卒、薬学国家博士。
トゥール大学、医学・薬学部助手。上ノルマンディ大学、医学・薬学部(ルアン市)教授。
厚生省付き薬事監察官。
著書に旅行記《Premiers Pas au Japon》,KAHUNA VISION(2008年)がある。
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内田謙二(うちだ・けんじ)
福岡県で育ち、東京大学農芸化学科卒。
日本での企業生活ののち渡欧。パリ大学理学博士。
チューヒンゲン大学、チューリッヒ工科大学、フランス鉄鋼研究所などで研究。
ストラスブルグ大学法科修士。
1995年欧州特許弁護士、96年欧州商標弁護士取得。
パリ在住。
著書:『巴里気質・東京感覚』(影書房、1986年)
『ヴィンテージ・カフェからの眺め』(影書房、2009年)
『チャオとの夜明け』(影書房、2013年)
(本書刊行時点)
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