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自死した少女と遺書を托された教師との魂の交響

小池玲子/中川曠人

詩と追想 碧いガラスの靴と武甲山


2015年4月刊
A5判並製158頁
定価 2000円+税
ISBN978-4-87714-457-9 C0092


●目次
●書評
●関連書



965年2月19日、一冊の自筆詩集ノートを残して、17歳の高校生・小池玲子は鉄道に身を投じ自死した。遺書は、言葉もかわしたことのなかった国語教師・中川曠人氏にあてられていた。
いらい半世紀、その痛恨の思いを追いつづけた中川氏の二篇の追想文とともに、詩集『碧いガラスの靴』全篇を収録し、自筆詩集ノート復刻版を付す。金子光晴、深尾須磨子、真壁仁氏他二十数氏の批評文を抄出した「栞」4頁投込み。



〈著者紹介〉

小池玲子
(こいけ・れいこ)

1947年10月8日、秩父市生まれ。1963年4月、都立国立高校入学。1965年2月19日自死、享年17。没後、詩集『赤い木馬』(黄土社、1966年)刊行。


中川曠人(なかがわ・ひろと)

1921年3月9日、東京生まれ。1946年、国学院大学国文科卒業。1947年から63年、都立鷺宮高校、1963年から81年、都立国立高校の国語教師として勤務。
著書に、『相聞―折口信夫のおもかげびと』(花曜社、1985年)、『草の生き方』(2004年)、『チュープリンとの旅』(2009年)がある。






◆『碧いガラスの靴と武甲山』 目次◆

まえがき――中川曠人


詩集 碧いガラスの靴
――小池玲子

童話――小池玲子

『碧いガラスの靴』と武甲山
――中川曠人

礫――中川曠人

付・自筆「詩集」ノート 碧いガラスの靴

あとがき――中川曠人







書 評




●東京都立国立高校同窓会会報「たちばな」71号(2016.3.4)より
評者:鳥羽耕史
エッセイ:中川曠人











◆関連書◆







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